大相撲春場所を前に、貴乃花親方らが吉本興業に表敬訪問
と話し、興行を盛り上げようと互いにエールを送った。
会談の司会を務めた河内家菊水丸によれば、大正時代、通天閣が開場した頃に吉本興業が大阪相撲の運営に携わり、相撲の前に所属芸人たちが演芸を披露、劇場での売上げも相撲興行に寄贈していたという。そこで菊水丸が、「約100年ぶりに吉本興業と大相撲との縁が復活したことを記念して」と、3月11日(日)から始まる大相撲春場所で、吉本興業から懸賞や幟の寄贈、吉本賞の贈呈を吉野会長に提案した。三枝は「君のギャラから引かれるだけやで」と心配しつつも、呼び出しの着物に吉本興業の名前を入れてみては?と発言し、吉野会長も前向きに応じた。
貴乃花親方は「府立体育館となんばグランド花月は目と鼻の先の距離。地域活性化のために一緒に活動していきたい」と連携に意欲的で、3月に『吉本新喜劇』に出演することを確約し、「四股を披露しようかな」と意気込んだ。さらには4月13日(金)からなんばグランド花月で開幕する芝居公演『吉本百年物語』への出演も快諾し、大阪国技館のエピソードが語られる場面での登場を約束した。会見後、貴乃花親方は「こんな楽しい会見は生まれて初めて。
さすが吉本。相撲協会もこんな楽しい会見をできるように心がけ、皆さんにも可愛がられるようになりたい」