開幕間近! 韓国発の「アート×パフォーマンス」が出来たワケ
演出を手がける創作集団・BRAIN TREEのメンバーであるキム・フンナムは「僕はマイムを専攻していました。異なる分野で活動していながらも、ノンバーバルに興味があるメンバーが集まって、新たに作り出したパフォーマンスが[HERO]なんです。絵を題材にした舞台というのは今までになかったものなので、すべて自分たちで創作したんですよ」と話す。今回来日するチャップリン・チームのキム・ウスはバックステージのスタッフとして働いていたが「ひとめぼれしたんです(笑)。絵を描くというパフォーマンスがとても斬新だったから」という理由で、オーディションを経て参加するに至った。
アイデアを具現化し、パフォーマンスとして完成するまでに相当な時間を費やす。例えば、「マーブリングアート」の場合は2~3年はかかった。時間をかけて完成させたパフォーマンスでも、ライブであるが故のミスも多少は発生するが、「シナリオのある公演ではないから、俳優同志でカバーしあってやります。
みんなセンスがあるから大丈夫(笑)」(ジョ・ウソク)、「アドリブ、アドリブ(笑)」(キム・ウス)とにこやかに語ってくれた。スタッフを含め家族的な雰囲気で作られた世界唯一の新しいパフォーマンス。