創立40周年を迎える新日本フィル、音楽監督アルミンクは10年目のラストシーズンへ
今秋に創立40周年を迎える新日本フィルハーモニー交響楽団の2012-2013シーズン定期演奏会のラインナップが発表された。2003年より音楽監督を務めるクリスティアン・アルミンクの任期最後のシーズンとなる。
「新日本フィルハーモニー交響楽団」のチケット情報
節目となるシーズンには、楽団と縁の深い指揮者陣が登場。音楽監督アルミンク(9月・4月・7月・8月)を筆頭に、“Music Patner of NJP”のダニエル・ハーディング(11月・12月・6月)、インゴ・メッツマッハー(1月)、ヴォルフ=ディーター・ハウシルト(10月)、大野和士(7月)、井上道義(5月)、下野竜也(3月)が、それぞれの個性が発揮される「名刺代わり」のプログラムを披露する。
アルミンクは、2003年に32歳の若さで音楽監督に就任。以来、古典から現代、小編成からオペラまで、バラエティ豊かなプログラムを一貫したテーマに基づいて取り上げるほか、現代作品の日本初演も数多くおこなうなど、楽団のクオリティ向上に貢献してきた。これまでを振り返り「大きな喜びと誇りも感じる一方、メランコリックな気持にもなります。厳しいときもありましたが、総合的にみると、素晴らしい10年。