くらし情報『歌とアクションで『BLEACH』の世界をたっぷり楽しめるミュージカル』

歌とアクションで『BLEACH』の世界をたっぷり楽しめるミュージカル

は、血に飢えた“罰刀”を持った謎の男・射真(新納)の存在を指摘する。ルキアと仲間の阿散井恋次(鯨井)、日番谷冬獅郎(河原田巧也)、そして京楽春水(石坂)、浮竹十四郎(津田)らが射真の後を追うなか、同行した一護をかばったルキアは“罰刀”の前に倒れてしまう。

舞台は全編にわたり、迫力あるアクションシーンと共に展開。法月は情けないがどこか憎めない主人公・一護を明るくまっすぐに演じ、今回から登場した浦原役・大山が謎めいて艶っぽさも感じさせるのと好対照。女好きの春水を演じる石坂、常に微笑を浮かべている伊達男・十四郎に扮した津田ともども軽いやりとりが笑いを誘い、“死神”とはいえ本作では“仲間”の絆がより強調されている。憎まれ口を叩きながらも互いを思いやる友情がメインテーマなのは少年漫画の王道だが、このミュージカルが多くの人々に愛されている理由もそこにあるのだろう。

物語の終盤、射真の謎が明らかになる場面では、事件の動機となった少女・遥華役の彩乃かなみと新納のデュエットが聞き応え充分。恋次役・鯨井の骨太な存在感、朽木白哉役・太田基裕のクールなたたずまいも印象に残った。
本編が終わると、今度は15分ほどのレビューショーがスタート。

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