本場フランス版『ロミオ&ジュリエット』が華やかに開幕!
一方のジュリエット(ジョイ・エステール)も、そろそろ女としての歓びを知るべきと母親に諭され、それならば本当に愛する人がいいとしっかり意思表示をする。そんなふたりが自らの手で初めての“愛”をつかみ取り、それをまっとうするからこそ、観る者はワクワクとした高揚感に包まれるのだ。ロック色の濃いメロディアスな楽曲(ジェラール・プレスギュルビック作曲)に乗って、感情を放出するように歌い、踊る登場人物たち。『ロミオ&ジュリエット』が愛の物語だという当たり前の事実を、改めて見せつけられた気がした。
囲み会見では、ロミオ役のシリル・ニコライとジュリエット役のジョイ・エステールが並んで登場。「日本で初日を迎える今日という日を、ずっと楽しみにしていました。観客の皆さんにも、この舞台を存分に楽しんでもらえたら」と笑顔を見せるエステール。ニコライもうなずきながら、「東京では色々な『ロミオ&ジュリエット』が上演されていると思うが、この作品で最高の舞台を見せたい。
本作は(フランスで大物歌手に楽曲提供をしている)ジェラールの、初めて手掛けたオリジナルミュージカル。その最新バージョンとなるので、ぜひ期待して観に来てほしい」