くらし情報『【ナビスコ杯連載Vol.8】聖杯を掲げるのは若さの清水か、経験の鹿島か?』

【ナビスコ杯連載Vol.8】聖杯を掲げるのは若さの清水か、経験の鹿島か?

試合のキーを挙げれば、枚挙にいとまがない。

ただ、ひとつ鍵を挙げると、当たり前の話だが、決定力に尽きる。サッカー界では「決めるべきところでゴールを決めないと勝てない」という箴言がある。11月3日(土・祝)に限って言えば、「決めるべきところで決めるべき人が決めないと勝てない」となる。そう、清水・大前元紀と鹿島・大迫有也、若きエースが決めるか決めないかが勝敗に直結する。

J1リーグ戦30節は、FW・金賢聖(キム・ヒョンソン)からのクロスボールを大前が決め、大迫はGKとの1対1を外すなど不発だった。結果は鹿島1-2清水。若きエースの明暗が、そのまま結果となって表れた。
さらにJ1リーグで大迫が6ゴールに対し、大前は倍の12ゴールを量産している。ただ、ナビスコ杯に舞台を移すと、両エースの立場は逆転する。大迫は得点ランキングを独走する7ゴールを挙げ、準決勝第2戦でハットトリックを達成した大前は4ゴールと及ばない。しかも、鹿島の背番号9は、昨年のナビスコ杯決勝MVPを獲得している。大迫も大前も、ニューヒーロー賞の対象となる22歳だが(学年は大前がひとつ上)、チームの浮沈を左右するエースと言える。

カップ戦の準優勝は善戦した2位ではなく、最後の敗者を意味する。

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