ポイントは台本と音楽にあり! 『プロミセス・プロミセス』が長く愛される理由
その楽しさをまっすぐに伝えたい」と話す。「不倫をして傷つくなど、ある意味どこにでもいるような女性を演じるのは、今回が初めて」と言うのは宝塚出身の大和だ。「強い女性の役には慣れているけれど、こういう繊細な感情を表現するのは難しい。今は緊張と期待でドキドキしています」と胸中を語った。
楽曲については、「耳なじみのいい曲ばかりだけれど、歌うとなると難しいよね」と言う中川に、うなずく大和と藤岡。「そこにこの音を持ってくるか!とか、ヒットメーカーであるバカラックの上手さを改めて感じてます」(藤岡)と、歌手としても活動する中川と藤岡は、独自の目線でも名曲の数々を楽しんでいる様子だ。
3人は以前にも共演している。「今回は男女の関係を意識して演じたい」と中川が宣言すれば、藤岡も「大和さんは魅力的なので、自然に役に入り込める」と応戦。
早くも“どちらのチャックを選ぶ?”とばかりに火花を散らす両者に、大和が思わず笑い出すひと幕も。抜群のチームワークで仕上げる正統派ミュージカル。その本番を、楽しみに待ちたい。
12月15日(土)から23日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場にて上演される。チケットは11月10日(土)