梅宮万紗子をヒロイン役に抜擢!『引き出しの中のラブレター』のその後を描く舞台
と作品との出合いに喜ぶ。
本作で描かれるのは、映画の3年後。同番組を担当することになった新しいパーソナリティー結生が、ラジオという温もりのある媒体を通して周囲との絆を取り戻していく。結生役にオーディションで選ばれた梅宮は「最近舞台に立たせていただくことが多いのですが、芝居を全員で培って作っていくところが、自分に合っているなと感じています」と笑顔を浮かべる。結生に関しては「強いことも言うけれど、優しいところや孤独で弱い部分もある人。ひとりの女性が見せるいろいろな感情を表現できたら」と話した。
結生の元夫でラジオ局の上司でもある竹下役の曽世は、東京マハロの魅力を「矢島さんと一緒に、時には話し合いながら作っていけるところ」と言う。「それぞれが個人として立ちながら、自然につながっていく温かい空気感が舞台にも出ているんじゃないかな」と話すと、加治が「この4人とも人見知りだから、そっちの空気感も似てるよ」と返して一同が大笑いするひとコマも。
加治が演じる結生の弟・万生夫(まきお)は、ゲイでありつつ別の悩みも抱えるという役どころだが、「“ゲイ”という表面的なキャラクターに陥らないように、人間らしい万生夫像を作っていきたい」