宝塚雪組・壮一帆、退団公演に向けて「あがき続ける」
ショーでは、宇崎竜童、阿木燿子が楽曲を提供。壮の退団の想いやファンへのメッセージも込められた、温かいステージになりそうだ。「おふたりにお会いする機会があり、退団にあたっての私の気持ちを直接お伝えしました。その気持ちをすごくメロディックで素敵な音楽に仕上げてくださっています。サヨナラを連想させる場面もあり、演出の中村(一徳)先生の愛情もすごく感じます」。
男役として19年間、常に高みを目指して歩んできた壮。しかし、100周年記念イベント『夢の祭典』に出演し、「自分はまだ小さい」と感じた。「久しぶりに宝塚大劇場の舞台に立ったOGの方々が舞台袖に戻られたときに興奮されている様子を見て、ほかの舞台にはないものがここにはあるんだと実感しました。
そして、当時よりさらにパワーアップしている輝きを見て、自分はまだまだだなって思いましたね。そのときに感じた刺激を胸に、七色の彩り豊かな壮一帆をお見せできるよう、千秋楽の最後の最後まであがき続けたいと思います」。
公演は6月6日(金)から7月14日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、8月1日(金)から8月31日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。チケットは兵庫公演が発売中、東京公演は6月29日(日)午前10時より発売開始。
取材・文:黒石悦子
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