これからも『ライオンキング』の感動をしっかりとお届けできるよう、一回一回の舞台に心を込めて、精一杯努めてまいりたいと思います」と伝えると、客席からは大きな拍手が沸き起こり、スタンディングオベーションに。幾度となくカーテンコールが繰り返された。
大阪公演開幕から2年が過ぎても、連日大賑わいを見せる『ライオンキング』。アフリカ・サバンナを舞台に展開するライオンの子・シンバの成長を描いた物語で、サバンナに陽が昇り、動物たちがゆっくりと集まってくるオープニングは、鳥肌が立つほど圧巻。一瞬にしてその世界へと引き込まれる。また、インドネシアの影絵、日本の歌舞伎や文楽など、アジアの伝統芸能の表現を活かした演出や、ティモンとプンバァの関西弁の掛け合いなど、見どころ盛りだくさん。さまざまな目線で楽しめる本作は、何度観ても新たな発見が生まれるはず。
来年7月末まで大阪四季劇場(ハービスENT内)にて上演中。
取材・文:黒石悦子
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