一方、自信家だけどちょっと抜けていて憎めない鞍馬を南はコミカルに演じ、物語のムードメーカーとして立ち回った。高崎は、冷静で理知的でありながらもキュートさを併せ持つ瑞希を演じ、観客をメロメロにした。
奈々生から巴衛を奪おうとする雷神・鳴神姫役の川上ジュリア(八坂沙織とWキャスト)は、高飛車でわがままな鳴神姫をこれでもかというくらいに憎たらしく好演。また、鬼婆を演じた平山佳延は、文字通りの怪演で会場を爆笑の渦に巻き込みながらも、妖怪たちを引き連れ、八神や南らと大立ち回りの殺陣で魅了した。劇中で歌われる楽曲は、主要キャストによるソロ楽曲もあり、ロックテイストなものからポップス、バラード、音頭まで、バラエティに富んだ歌とダイナミックなダンスで楽しませた。
舞台『神様はじめました THE MUSICAL♪』は、3月29日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスで上演。チケット発売中。また、3月24日(火)13:00公演終了後には鞍馬役の南と岸尾だいすけ(アニメ版声優)によるトークショー、3月27日(金)19:00公演終了後には桃園奈々生役の寺島と三森すずこ(アニメ版声優)によるトークショーが開催される。
取材・文門宏
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