2012年にフランスで初演され、ヒットしたフレンチ・ロック・ミュージカル『1789-バスティーユの恋人たち』が、宝塚歌劇月組により日本初上演される。フランス革命に翻弄されるさまざまな人間の生き様を、ポップな現代音楽に乗せて描いた作品で、トップスター・龍真咲(りゅう・まさき)が演じるのは、革命に身を投じる青年ロナンだ。
宝塚歌劇月組『1789-バスティーユの恋人たち』チケット情報
「この作品は、フランス革命が起きる寸前までの物語で、民衆が主役のミュージカル。その中でも私は、平民より下の階級にある人物を演じます。タカラヅカの主役というのは、貴族や英雄であることが多いのですが、今回はそうではないので新鮮で面白く、お客様にも楽しんでいただけると思います」
立ち居振る舞いもカッコ良く見せて、観客の目を惹きつけるのがトップとしてのひとつのポイントだ。しかし、今回は高貴な人物ではないため、「カッコ良くならないこと」を意識して演じているという。「衣装もヨレヨレで、常に汚れているような感じです(笑)。年齢的にも一番下で、誰よりも身分の差がある人物が革命家たちと手を組む。
そこまでの繋がりが今回お見せするべきポイントだと思いますし、若さによるエネルギーや、血気盛んな部分を表現したいです。