この刺激とモチベーションこそ、今回の合宿の最大の収穫だろう。国内組は連戦が続いたGWが終わったばかり。疲労が溜まっている中、緊張が強いられる代表合宿の負担は大きい。だが、『2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選』は6月16日(火)に迫っている。6月11日(木)にはイラクとのテストマッチが待っている。選手がクラブでの日常生活をいかに送るかが、日本代表選出、さらに代表のレベルアップにつながるのだ。
もちろん、日本代表とクラブでは目指すスタイルは異なる。意識を変えただけで、長足の進歩を見せるわけではない。
だが、球際で負けない、縦にスピーディに攻める、無駄走りを厭わずスプリントをこなす、プレッシャーの懸かる中できっちりボールを止める、打つといった、サッカーの基本はどのチームでプレーしようが普遍である。28名の日本代表候補のJリーガーたちが、それぞれのクラブへ戻り、5月16日(土)の『明治安田生命J1リーグ』、5月17日(日)の『明治安田J2』に臨む。『キリンチャレンジカップ2015』日本代表×イラク代表(6月11日(木)・日産スタジアム)のチケットは5月16日(土)午前10時より一般発売。