宝塚OGからのスーパーギフト! 懐かしいシーンの再現も
宝塚では異例の1年にわたるロングランとなった伝説的舞台だが、今回はその主演コンビ、剣幸とこだま愛のトップコンビが揃って出演。抜粋ながら名シーンに継ぐ名シーンを剣・こだまはじめ、スター達が楽しげに演じ、懐かしくハッピーな空気が劇場を包み込んだ。ほか、安寿ミラ・森奈みはるの元花組トップコンビが、阪神大震災で宝塚大劇場が被災し公演中止になり、その後現・梅田芸術劇場(当時は劇場飛天)で再開された彼女らの退団公演『哀しみのコルドバ』のナンバーを披露するなど、ファンにとってはたまらない内容に。ほかにも、『雨に唄えば』『ハウ・トゥー・サクシード』から、今秋来日公演が予定されている『TOP HAT』まで、劇場になじみのある海外名作ミュージカルのナンバーも披露され、懐かしさと新鮮さがミックスされた見応えのあるショー・ステージになった。
初日前日に行われた会見で、スターたちは「アルバムを開けたようなショー。ちょっと写真がセピア色になっているのが、私たちの体力のせいなのかなと思っていますが(笑)、でも“時間がたってからの昔の再現”も、また味わいがある」(杜)、「宝塚を辞めて女優になっても応援してくださっているファンの方々に、私たちからのスーパーギフトをお贈りします」