浦和レッズにとって、最終節・ヴィッセル神戸戦は勝利が至上命題だ。『明治安田生命J1リーグ』2ndステージ第16節では、得点ランクトップの大久保嘉人を欠く川崎フロンターレを相手に引き分けに終わった。痛恨のドローが響き、年間1位のサンフレッチェ広島に勝点2差をつけられる2位に甘んじている。
浦和レッズ×ヴィッセル神戸 チケット情報
「今年こそ」の浦和サポーターの思いは、「今年も」叶わないのか。昨季の最終節を思い出してほしい。第33節にガンバ大阪が1位に躍り出て、得失点差7差で浦和は2位となった。G大阪の最終節の相手は早々にJ2降格が決まった最下位の徳島ヴォルティス。G大阪絶対有利の中、19勝5分9敗のG大阪は3勝4分26敗の徳島を崩せないまま、スコアレスドローに終わった。
時を同じくして、浦和は名古屋グランパスに1-2で敗れた。G大阪0-0徳島の知らせを聞き「もし勝っていれば、再逆転優勝だったのに……」と嘆いたのは後の祭りだった。
そう、勝負事は何が起こるかわからない。広島は最終節で対戦する湘南ベルマーレに1stステージは引き分けたが、その前まで8連勝を飾っている。それでも、湘南は侮れない。