進化を遂げる話題作!歌舞伎版『ワンピース』が博多座へ
さらにパワーアップした舞台にまた立てるのは嬉しい。初演では『ワンピース』を観劇して歌舞伎に興味を持ってくれた多くの若いお客様が、自分を知ってくれ、古典を見に劇場に足を運んでくれたことに感動した」と語る。「新作公演をやることで古典の素晴らしさを発見し、自分の足りない部分が分かり向き合い方が変わる」という猿之助の発言を、自分の身をもって痛感したという。
マンガと歌舞伎の融合に「ネットニュースで見て、最初は夢かなと思った(笑)。腕が伸びるシーンはどうするんだろうとか単純な疑問ばかり頭に浮かんだ」と語るのは中村隼人。何も無い状態から作品が出来上がる素晴らしさと共に、アニメ版『ONE PIECE』の声優の方々が足を運び感激するなど、人気マンガを題材にしていることで、これまで歌舞伎と縁がなかった人とのつながりが広がることを感じたという。
スーパー歌舞伎について、猿之助は「古典の裏側から光を当てて演じるようなもの。新しい演出で歌舞伎を演じることが、若手の成長につながる。
新作をやる意味はそこにある」という。スペクタクルな演出で、超現実の世界を舞台に登場させ、未知なる表現へのチャレンジと役者の成長と共に磨かれる舞台「スーパー歌舞伎II(セカンド)