「坂東巳之助」について知りたいことや今話題の「坂東巳之助」についての記事をチェック! (1/4)
坂東龍汰映画単独初主演作『君の忘れ方』より、ストーリーに寄り添った新たな2つの予告編が公開された。本作は、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした青年が、悲しみの状態にある人に寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。映像1本目の「ストーリー編」では、“まぼろし”として現れる主人公の恋人・美紀(西野七瀬)のシーンが増え、美紀の存在に深く依存していく主人公・昴(坂東)の姿や、津田寛治、岡田義徳らが演じるグリーフケアの仲間たちの悲しみにより触れる内容となっている。またもう1本は、昴の母・洋子(南果歩)に焦点を当てた「母の葛藤編」。深い喪失感に苦しむ息子を温かく迎え入れる洋子もまた、二十数年前に突然亡くなった夫のことで悩み続け、息子の前では明るく振る舞いながらも、葛藤している姿が映し出される。南は、坂東との共演を「自然に親子関係を築くことができた」とふり返っており、母と息子が対峙するシーンは必見。『君の忘れ方』は1月17日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君の忘れ方 2025年1月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開Ⓒ「君の忘れ方」製作委員会 2024
2025年01月11日坂東龍汰、⻄野七瀬共演の映画『君の忘れ方』より、新たにふたつの予告編が公開された。本作は、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした構成作家の⻘年が悲嘆の状態にある人に寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。坂東龍汰が映画単独主演を、⻄野七瀬がヒロインを務める。監督・脚本は、映画『光を追いかけて』『アライブフーン』の脚本を担当した作道雄が担当した。付き合って3年になる恋人・美紀(⻄野七瀬)との結婚を間近に控え、幸せに満ちた日々を送る昴(坂東龍汰)。しかし、「一緒に帰ろうよ」と留守電にメッセージを残したまま、美紀は事故で突然亡くなってしまう。愛する婚約者を亡くした昴は、深い喪失感に苛まれながらも、同じ悲しみを抱えるグリーフケアの仲間たちと出会い、少しずつ美紀の死を受け入れ始める。そんなある日、昴の前に突然、美紀が現れる。彼女は現実なのか、それとも“まぼろし”なのか……。新たに公開された「ストーリー編」では、“まぼろし”として現れる美紀のシーンが増え、美紀の存在に深く依存していく昴の姿や、津田寛治や岡田義徳らが演じるグリーフケアの仲間たちの悲しみにより触れる内容になっている。⻄野が「感情を表に出さないことを心がけた」という表情や歩き方にも注目だ。もう1本の「母の葛藤編」では、南果歩演じる昴の母・洋子に焦点を当てる。深い喪失感に苦しむ息子を温かく迎え入れる洋子もまた、二十数年前に突然亡くなった夫のことで未だ悩み続け、息子の前では心配を掛けまいと明るく振る舞いながらも葛藤している姿が映し出される。南も坂東との共演を「自然に親子関係を築くことができた」と語る。『君の忘れ方』予告編 <ストーリー編>『君の忘れ方』予告編 <母の葛藤編><作品情報>『君の忘れ方』1月17日(金) 公開公式ウェブサイト:「君の忘れ方」製作委員会 2024
2025年01月11日歌舞伎俳優の坂東玉三郎が3日、大阪松竹座で行われた『坂東玉三郎 初春お年玉公演』の初日に出演した。玉三郎による初春公演は、今年も趣向を凝らした演目で観客を迎えた。幕開きの『口上』で玉三郎は、新年のあいさつと今年で5年連続の開催となる大阪松竹座での初春公演を振り返った。コロナ禍真っただ中の2001年は道頓堀も人が少なく、感染対策で客席も1席ずつ空けていたが、現在では道頓堀の雰囲気も変わり、旅行客も増え、満席となった客席を見て、たくさんの人に観てもらえる喜びを語った。地唄『残月』は「雪」と同じ峰崎勾当の作曲で、お正月に清々とした気持ちになってもらいたいという思いで選ばれた演目。幕が上がると箏と三弦が紡ぐ音が響くなか、玉三郎が命の儚さを静かに表現する。月夜に白地の衣裳が映え、華麗に舞う姿に誰もがうっとり見入った。続く『長崎十二景』は玉三郎が30代後半に初めて手掛けた作品。1979年に初演され、1988年以来、約37年ぶりの再演なった。大正から昭和の初期に美人画で人気を博した竹久夢二が描いた『長崎十二景』から着想を得た作品で、「青い酒」「眼鏡橋」「凧揚げ」「灯籠流し」「出島」「十字架」「サボテンの花」「丘の青楼」「ネクタイ」「浦上天主堂」「阿片窟」「化粧台」の12枚の水墨画で構成されている。幕が上がると、異国情緒あふれる音楽の中、玉三郎演じる女が『長崎十二景』の絵そのままに、酒をあおり、三味線を弾いたりして恋こがれる気持ちを紛らわし、松竹座初出演となる小波津亜廉演じる男を待っている。ようやく現れた男との逢瀬に気を取りなおし、踊って見せるなど、竹久夢二の絵を彷彿とさせる場面が次々と続きます。そして突然の雷鳴に雨宿りする2人は阿片煙草を飲み、幻想の世界へ。先ほどとはうって変わった世界観に、客席からは思わず感嘆の声が漏れる。最後に男が別離を告げる手紙を渡し去っていく場面では、愛する人を思い慕う女心が胸を打ち、熱気あふれる中で幕となった。1月の大阪松竹座は、8日まで『坂東玉三郎初春お年玉公演』、続いて1月11日から26日まで『片岡仁左衛門坂東玉三郎初春特別公演』を上演する。仁左衛門と玉三郎の大阪松竹座での顔合わせは19年ぶりとなる。
2025年01月03日映画単独主演となる坂東龍汰、共演に西野七瀬を迎えた『君の忘れ方』から、結婚間近の恋人役を演じた坂東と西野の仲睦まじいXmasショットとショートムービーが解禁となった。本作は、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした青年が、悲しみの状態にある人に寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。付き合って3年になる恋人・美紀みき(西野七瀬)との結婚を間近に控え、幸せに満ちた日々を送る昴(坂東龍汰)。しかし、「一緒に帰ろうよ」と留守電にメッセージを残したまま、美紀は事故で突然亡くなってしまう…。衝撃の冒頭で始まる本作。本編で2人の結婚式用の写真として登場する仲睦まじいショットの数々は、クランクイン前に1日かけて1,000枚以上撮影されたもの。一番の目的は、昴を演じる坂東に少しでも美紀との彼氏・彼女時間を作ってあげたいという作道雄監督の思いから撮影された。この度、その膨大な写真の中から、結婚間近の恋人役を演じた坂東と西野のXmasショットや幸せいっぱいの写真が解禁。この日が初対面だった2人だが、何度も着替えて、いろいろな季節の雰囲気を出し、河原や公園、バリ料理レストランなど8か所を巡って、長い間愛を育んできた恋人の時間を感じさせる写真となっている。坂東は撮影期間中、この時に西野と撮った2ショット写真を、携帯電話の待ち受けにしたり、そばに置いたりして、亡き恋人を悼む主人公の気持ちにより深く入り込んでいたという。また、写真を使った動画も解禁。昴が、幸せに満ちた日々を優しく思い出せる日が必ず来ると信じたい願いが込められたショートムービーとなっている。『君の忘れ方』は2025年1月17日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君の忘れ方 2025年1月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開Ⓒ「君の忘れ方」製作委員会 2024
2024年12月25日俳優の坂東龍汰(27)が18日、自身のインスタグラムを更新。出演中のTBS系金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』(毎週金曜後10:00)で共演する子役・佐藤大空(さとう・たすく/5)との“ラブラブ”動画を公開した。同作は、市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人(こもり・ひろと/柳楽優弥)と、坂東演じる自閉スペクトラム症の美路人(みちと/愛称:みっくん)の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子(佐藤)との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。坂東はこれまでにも、佐藤との仲良しぶりが伝わるオフショット写真を、連日にわたりアップしている。この日は、キスの絵文字とともに、佐藤が坂東のほっぺに“チュー”をするラブラブ動画を披露した。この投稿に「あはは 口の形がそっくり」「かわいすぎでしょ」「尊い!」「唇がアヒルさんだなー」「可愛すぎるりょたすくダイスキ」「まじでどっちも愛おしい」「ライオンくんとみっくんにきゅんっ」などの声が寄せられている。
2024年12月18日柳楽優弥主演の金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」から、ライオン役の佐藤大空が髪を切り大変身するメイキング映像が公開。“みっくん”こと美路人を演じる坂東龍汰も登場し、「最高にカワイイ」「癒され動画」といった声がファンから寄せられている。市役所に勤務する兄・小森洸人(柳楽)と、知覚・芸術の分野で突出した才能を持つ自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東)。“凪”のように平穏な日常を過ごしていた兄弟の前に突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子との出会いから、兄弟が“ある事件”に巻き込まれていく愛と絆のヒューマンサスペンス。火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」や「おっさんずラブ」シリーズを手掛けた徳尾浩司と、今作が連続ドラマデビュー作となる新人・一戸慶乃が共同で完全オリジナル脚本を手掛けている。そんな本作で洸人と美路人の前に現れるライオンを演じるのが、5か月にわたるオーディションから選ばれ、柳楽や坂東にも引けを取らない名優ぶりを発揮している佐藤大空(たすく)だ。第6話では、ようやく会えると思った母・愛生(尾野真千子)が目の前で警察に連れていかれ、大号泣したライオン…。その後、父・祥吾(向井理)が行方知れずになっている息子・愁人(=ライオン)の写真を公開したことから、洸人はライオンを守るために、まさしくライオンのようだったその長い髪をバッサリ切り大変身させる。このシーンのメイキングが公式SNSやYouTubeで公開に。坂東も自身のInstagramに佐藤を撮影した写真をアップしている。YouTubeの密着映像では、途中から坂東も見守る中、おどけた表情をしてみたり、突然無表情になって鏡を見つめたりと表情豊かな佐藤の様子に「表情がくるくる変わって無表情でもかわいい」「癒され動画ありがとうございます様子を見にくるみっくんも優しい」「坂東くんと大空くんの絡み大好き可愛い」「カメラで写真撮ってるのラブ」といったコメントが上がる。また、Instagramにも「ライオンの髪型が可愛くカッコよくなりました!キャスト、スタッフも緊張しながらライオンのカットを見守りました!NEWライオンも愛くるしい」とのコメント付きで劇中シーンの画像がアップされており、「まさか髪の毛切るとは思わなかった」「短い髪のライオンくん可愛い」という声とともに、「みっくんとお揃いだ」「みっくんとお揃いスタイル」と、“みっくん”美路人といつの間にかお揃いになっていることにも注目する声が上がっている。このほかにも舞台裏では、佐藤と坂東はまるで本当の兄弟のように仲睦まじい姿を度々見せている。今後ますますサスペンスの要素が色濃くなっていきそうな本作では、彼らが演じる小森家の絆も見逃せない。第7話あらすじ(11月22日放送)記者の楓(桜井ユキ)が突然、小森家にやって来た。楓は、愛生(尾野真千子)が殺したと供述している息子が本当はここにいるのではないかと洸人(柳楽優弥)を問い詰める。その場はなんとかやり過ごした洸人だが、小森家やライオン(佐藤大空)の存在がメディアに知られるのは時間の問題と思われた。一方、愛生が息子の愁人(=ライオン)を手にかけるはずがないと確信している祥吾(向井理)は、愁人の写真や身体的特徴をメディアに公開して情報提供を広く呼び掛けていた。八方ふさがりの中、ライオンを守ることを最優先しようと考える洸人。美央(齋藤飛鳥)や貞本(岡崎体育)の力を借り、美路人(坂東龍汰)とライオンの3人で離れた場所に身を寄せる決心をする。美路人たちには旅行と称して住み慣れた家から離れることを決めるが…。同じ頃、祥吾が小森家に向かっていて――。金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年11月21日現在放送中の金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」で、柳楽優弥演じる主人公・小森洸人の弟、“みっくん”こと美路人を好演している坂東龍汰のオフショットに視聴者から反響が集まっている。本作は、市役所で働く平凡な青年・小森洸人と、自閉スペクトラム症の弟・美路人が、佐藤大空(たすく)演じる謎の男の子「ライオン」と出会い、ある事件に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。坂東が演じる“みっくん”こと美路人はコミュニケーションが苦手だったり、ある面でこだわりが強かったりする自閉スペクトラム症の青年。日々のルーティーンやルールを大切にしたい美路人にとって、ライオンが加わった生活は初めこそ混乱の連続だったものの、一緒の時間を過ごすことで次第に“プライド”(ライオンの群れ)の一員としてライオンを受け入れるようになってきた。第4話では、最近6歳の誕生日を迎えていたライオンのために、「お誕生日は幸せの日です」と洸人たちと誕生日会を開くことに。美路人1人だけで“ライオンの色の花束”を買ってくるシーンの画像が公式Instagramにアップされると、「大好きなシーン」「みっくんからライオンへの愛が伝わる」「誇らしげで嬉しそうで最高だった」「このドラマの中でも本当に名シーン」など、視聴者の心を鷲掴み。「それにしても坂東くんのお芝居凄い」「坂東さんの演技本当に引き込まれます」と坂東の演技にも絶賛が寄せられた。さらに第5話では、東京の出版社から絵の仕事が舞い込み、アート事務所の船木(平井まさあき)と東京出張で一泊する成長ぶりまで見せていた美路人。そんな中、ついにライオンの母親であり、洸人と美路人の異母姉である愛生(尾野真千子)と遊園地で待ち合わせることに…。洸人と美路人、ライオンの3人で出かけた遊園地のシーンでは、実は坂東演じる美路人が一生懸命に空中自転車を漕いでいたことがオフショットで明らかに。「爆速急ぎ足のみっくん可愛い」「シュール過ぎて笑いすぎた」「その速さはもう龍太くんですね」と、ファンからも微笑ましいというコメントが続々。また、「現場の写真は98%たっすー(佐藤大空)とのツーショットです」という坂東個人の公式Instagramはアイコンがライオンこと佐藤が撮影したものに変わった様子で、「1枚目はライオンが僕のカメラで撮ってくれた2枚目はひろとが僕のカメラで撮ってくれたいつかのみっくん」と坂東が紹介。「やばい素敵すぎる」「みんなに愛されてるね、みっくん」「どちらも良い表情」など、“プライド”の仲睦まじい交流にも注目が集まっている。第6話(11月15日放送)あらすじ美央(齋藤飛鳥)がなぜ遊園地にいたのか、なぜライオン(佐藤大空)を抑え込んだのか。洸人(柳楽優弥)は状況が飲み込めない中、傷ついたライオンと共に家に帰る。翌朝、洸人は職場で美央に事情を聞こうとするが、そこに姿はなく、彼女のアパートを訪ねることに。しかしそこで「私からは、話せなくて」と拒絶されてしまう。一方、警察に連行された愛生(尾野真千子)は、息子・愁人(=ライオン)を殺害したとほのめかす。そのニュースを知った洸人は明らかな嘘にますます混乱する。さらに、追い打ちをかけるように、ライオンのスマホに再びメッセージが届く。翌日、指定された場所で洸人を待っていた人物とは…。美央が起こした行動の理由、愛生とライオンのこれまでの驚愕の事実が明かされる――。金曜ドラマ「ライオンの隠れ家」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2024年11月11日俳優の坂東龍汰が8日、自身のインスタグラムを更新。【画像】桜井日奈子の“妖艶”最新ショットが「超オトナ」と話題「本日ライオンの隠れ家第5話放送です 是非お見逃しなくです➡️」と綴り、複数枚の写真を投稿。ドラマの撮影風景を公開した。坂東の演技力に注目が集まる本作品。今後の彼の活躍からも目が離せない。 この投稿をInstagramで見る 坂東龍汰 Ryota bando(@ryota_bando)がシェアした投稿 この投稿にファンからは多くのいいねが寄せられている。
2024年11月08日俳優の坂東龍汰が18日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】坂東龍汰寛一郎とのツーショットに「イケメンすぎ、、!!」「2話ご視聴ありがとうございました!」と綴り、多数の写真をアップ。坂東は、金曜ドラマ『ライオンの隠れ家』で自閉スペクトラム症の難役に挑んでいる。最後は「来週の3話も是非見てもらえると嬉しいです!」と綴り、ファンに視聴を呼びかけた。 この投稿をInstagramで見る 坂東龍汰 Ryota bando(@ryota_bando)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「胸が締め付けられるような辛い描写での坂東さんの演技力に圧倒されました」「坂ちゃんの演技に毎回惹き込まれてるよ」といったコメントが寄せられている。
2024年10月19日坂東龍汰主演『君の忘れ方』より予告映像とポスタービジュアルが解禁された。本作は、婚約者を亡くした青年が「グリーフケア」と出会い、再生していく姿を描くヒューマンドラマ。坂東龍汰が映画単独初主演を務め、西野七瀬が事故で突然亡くなってしまう恋人役で出演する。この度、本作の予告映像が解禁。付き合って3年になる恋人・美紀(西野七瀬)との結婚を間近に控え、幸せに満ちた日々を送る昴(坂東龍汰)。しかし、「駅で待ち合わせしよ。一緒に帰ろうよ」と留守電にメッセージを残したまま、美紀は事故で突然亡くなってしまう。愛する婚約者を亡くした昴は、深い喪失感に苛まれながらも、母・洋子(南果歩)に促され、久しぶりに故郷の岐阜へ帰省する。そこで同じ悲しみを抱えるグリーフケアの仲間たちと出会い、少しずつ美紀の死を受け入れ始める。映像ではグリーフケアの場で出会う人々や、昴の周りを取り巻く様々なキャラクターたちが登場。妻を亡くしてグリーフケアに参加する池内(岡田義徳)や、グリーフケアの団体スタッフ・牛丸(津田寛治)、グリーフケアのカウンセラー・澤田(風間杜夫)、昂の実家に居候している便利屋の翠(円井わん)、翠の恋人・牧田(小久保寿人)、美紀の母・さおり(秋本奈緒美)らが、昴の心の再生に寄与していく様子が描かれている。また、予告でも流れるエンディング曲は坂本美雨が歌唱する「aurora」。オファーのきっかけは、作道雄監督が2022年に坂本氏のコンサートを鑑賞したこと。チェリストの徳澤青弦やピアニストの平井真美子も出演したステージで、3人が奏でるサウンドに、脚本を執筆中だった本作の世界観がぴったり合うと感動して、劇伴とエンディングをオファー。脚本を読んだ徳澤氏と平井氏が、楽曲制作を引き受けた。制作に際しては、エンディングを聴いた時に、「劇中の美紀の声」を思い出して温かい気持ちになれるようにしたいと作道監督がリクエスト。チェロとピアノが奏でる優しく穏やかなメロディに、坂本氏の歌唱が、まさにオーロラのような美しさで本作を彩る。併せて公開されたポスタービジュアルでは、昴の背後にガラス越しの美紀が写り、そばにいるのに決して触れ合うことができない繊細な距離感が強調されている。さらに、「君の忘れ方」に思い悩む一方で、目の前に現れた亡き婚約者の存在に混乱しつつも、また会えることを期待してしまう主人公の心境が、「次は、いつ会える?」というキャッチコピーに込められている。『君の忘れ方』は2025年1月17日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君の忘れ方 2025年1月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開Ⓒ「君の忘れ方」製作委員会 2024
2024年10月17日坂東龍汰、⻄野七瀬共演の映画『君の忘れ方』の予告編とポスターが公開された。本作は、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした構成作家の⻘年が悲嘆の状態にある人に寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描いたヒューマンドラマ。主人公を演じるのは、本作が初の映画単独主演となる坂東龍汰。そして、⻄野七瀬がヒロインを演じる。監督・脚本は、国際映画祭で数々の賞を受賞し、映画『光を追いかけて』『アライブフーン』の脚本を担当した作道雄。人との繋がりやコミュニケーションにより、“孤独な日々”から抜け出すヒントが得られる感動のヒューマンドラマを繊細に紡ぎ出した。付き合って3年になる恋人・美紀(⻄野七瀬)との結婚を間近に控え、幸せに満ちた日々を送る昴(坂東龍汰)。しかし、「駅で待ち合わせしよ。一緒に帰ろうよ」と留守電にメッセージを残したまま、美紀は事故で突然亡くなってしまう。愛する婚約者を亡くした昴は、深い喪失感に苛まれながらも、母・洋子(南果歩)に促され、久しぶりに故郷の岐阜へ帰省する。そこで同じ悲しみを抱えるグリーフケアの仲間たちと出会い、少しずつ美紀の死を受け入れ始める。そんなある日、昴の前に突然、美紀が現れる。彼女は現実なのか、それとも“まぼろし”なのか……。美紀は言葉を発さず、優しく昴を見守るだけ。その美紀の存在に深く依存していく昴。「覚えているから辛いのか、忘れていくからか」と自問する昴。憔悴した昴を温かく受け入れる母・洋子もまた、不慮の事故で亡くなった夫のことで未だ悩み続け、葛藤していた。予告には、グリーフケアの場で出会う人々や、昴を取り巻く様々なキャラクターたちが登場。妻を亡くしてグリーフケアに参加する池内(岡田義徳)や、グリーフケアの団体スタッフ・牛丸(津田寛治)、グリーフケアのカウンセラー・澤田(風間杜夫)、昂の実家に居候している便利屋の翠(円井わん)、翠の恋人・牧田(小久保寿人)、美紀の母・さおり(秋本奈緒美)らが、昴の心の再生に寄与していく。予告で流れるエンディング曲「aurora」(読み:オーロラ)を歌唱するのは、坂本美雨。オファーのきっかけは、作道監督が2022年に坂本のコンサートを鑑賞したことから。チェリストの徳澤⻘弦やピアニストの平井真美子も出演したステージで、3人が奏でるサウンドに、脚本を執筆中だった本作の世界観がぴったり合うと感動して、劇伴とエンディングをオファー。脚本を読んだ徳澤と平井が、楽曲制作を引き受けた。制作に際しては、エンディングを聴いた時に、“劇中の美紀の声”を思い出して温かい気持ちになれるようにしたいと作道監督がリクエスト。チェロとピアノが奏でる優しく穏やかなメロディに、坂本の歌唱が合わさる楽曲となっている。撮影は2023年に東京で始まり、岐阜県飛騨市や高山市でも雄大な自然を背景に行われた。飛騨市にある安峰山は、眼下に広がる美しい朝霧が見られると人気の観光スポットで、山頂から飛騨古川を一望できる眺望も魅力である。本作でも、突然現れた美紀に誘われるように、昴が森の中へ深く踏み入っていくシーンにぴったりなロケーションとなった。ポスタービジュアルでは、坂東龍汰の背後にガラス越しの⻄野七瀬を配置。そばにいるのに決して触れ合うことができない繊細な距離感が強調されている。さらに、「君の忘れ方」に思い悩む一方で、目の前に現れた亡き婚約者の存在に混乱しつつも、また会えることを期待してしまう主人公の心境が「次は、いつ会える?」というキャッチコピーに込められている。『君の忘れ方』予告編<作品情報>『君の忘れ方』2025年1月17日(金) 公開公式ウェブサイト:「君の忘れ方」製作委員会 2024
2024年10月17日永瀬廉と坂東龍汰と前田拳太郎。3人の会話はとてもテンポが良く、心地が良い。ひとりがはしゃげば、ふたりは笑ってツッコみ、ふたりが“やんややんや”と盛り上がれば、ひとりが穏やかに見守る。永瀬は坂東のことを以前共演した映画『弱虫ペダル』の名残なのか、役名の「鳴子くん」と呼ぶ。そこに不思議と親しみがにじむ。一方でそれぞれが、互いについて率直に褒める。その関係性はまさに映画『ふれる。』の主人公である秋、そして 諒、優太の関係と似ているようにも思える。映画『ふれる。』は、幼馴染の青年3人が不思議な生き物「ふれる」を介して心を繋いでいく物語だ。秋を永瀬が、諒を坂東、優太を前田が演じる。それぞれがオーディションを受けて勝ち取った本作にどのように臨んだのか。話を聞いた。三者三様、オーディションへの向き合い方――今回の役はオーディションで決定したとのことですが、オーディションの前に準備していたことをそれぞれお伺いしたいです。永瀬廉(以下、永瀬)正直、最低限のことしかしてないんですよ。坂東龍汰(以下、坂東)ははっ。前田拳太郎(以下、前田)さすがです(笑)。永瀬 台本を読んで、セリフを覚えて「よし、いこう」でした。どう?前田僕は気合い入りすぎて、台本がいらないぐらい練習していきました。坂東そうだよね。僕は舞台と収録が被っていたんですけど、舞台の役柄の台詞量がとんでもなくて…『ふれる。』の台本を呼び始めた時は少しこんがらがりました(笑)永瀬ぶっ壊れてんだ。じゃあまだ直ってないな。坂東直ってるわ!(笑) 大丈夫かな、という不安もあったんですけど、2人と掛け合いしてみたら、一気にその不安がなくなりましたね。永瀬オーディションはどうだった?坂東オーディションは…………。永瀬もう覚えてないんだ?坂東ちゃんと覚えてる(笑)オーディションの時は、すごく気合いが入っていました。そのとき、帰省する予定だったんですけどチケットもキャンセルして、絶対落ちたくない、というその一心でオーディションを受けました。永瀬俺もその気持ちはありました。坂東おい!乗っかるな!(笑)永瀬気合は入りますよ、そりゃあ。ただ、オーディション段階だと良くも悪くもセリフを入れる以上にできることがなくて。だからこそ、そんなに緊張せず、リラックスしてできたかな、とは思います。――オーディションに実際に受かった時の声と、アフレコ本番に入るとなったときの声とは違いはありませんでしたか?前田オーディションで選んでいただいたので、そのままです。坂東僕も。それが正解なのかなって。オーディションを受けた後にボイスのガイド入りの映像を頂いたのですが、プロの方々の声に圧倒されて自分を見失いそうになった瞬間もありましたが(笑)前田ちょっと分かります。持っていかれますよね。坂東ガイドに寄せた方がいいのかな? とか。永瀬それは思うよね。坂東結果的には、自分らしく臨むことができたと思います。衝撃を受けた?坂東のアフレコでの情熱――お三方で一緒にアフレコをされることもあったとのことですが、その際のエピソードなどがありましたらお伺いしたいです。永瀬実際に作中の3人の関係性のような雰囲気でやれていたな、と思います。初日からわりと柔らかい雰囲気でお芝居できたかなという感覚はありましたね。――特に声のみのお芝居とかで戸惑ったり、ということはありませんでしたか。前田やっぱり、お芝居をしようとすると、体がどうしても動いてしまいますね。永瀬わかる、わかる。前田そうすると感情的なシーンは台本をめくる音が入ったり。ちょっと足を踏み直したりするのも怖かったです。そういうところは、普段のお芝居と違って難しかったです。坂東結構、怒られてたもんね。永瀬いや、あなたもだよ。坂東フフッ(笑)。永瀬走っているシーンがあるんですけど、実際にこの人もその場で走るから、足音も全部入っていたんですよ。やっぱり、劇中で秋たちが走っているシーンは、僕らも息切れの演技をしているからしんどいんです。けど、この人(坂東)の足音のせいで全部やり直しになりました。前田ヘッドフォンをしていても、生の足音が聞こえてきましたもんね。永瀬うるさいな、と思いながら。坂東廉は気合入りすぎて、すぐ前に出ちゃう。マイクに突撃しちゃって、15回ぐらいリテイクしていました。永瀬そんなにしてない。坂東ちょっと盛りました(笑)。永瀬ちょっとどころじゃないから!(笑)レコーディングの癖で、あのマイクってほぼキスしているぐらい近いから、その名残で、もう唇をつけたくなるんです。――そうすると音が入ってしまうってことなんですよね。永瀬近すぎて声が少し変な感じに録れてしまうのかな、というところはあります。――坂東さんいかがでしたか、声だけの演技というのは。坂東まず、台本が普段読んでいる台本とは違って、特徴的なんですよね。初めて見たんですけど、自分のセリフがどこにあるのかが分からなくなっちゃって。廉は2回目だから見慣れてるんだろうけど。前田毎回、同じところにセリフが書いてあるわけじゃないですもんね。坂東「んっ」とか「はっ」とか体の動きに合わせて小さい声が途中に入ってくることがあるんですけど、それが誰の声なのか分からないという。あと細かいリアクションを忘れたり。大体1ページから2ページぐらい一気に録っていくんですけど、そのスピード感についていくのが難しかったですね。永瀬普通の台本って多分、縦書きの台本で、役名があってその下にセリフがあるけど声優の台本って上下にセリフがあったりするんで、下の方のセリフがあるのに気付かなかったり、ということもあった。坂東特に今回は同時に3人が喋るシーンもあったし、モノローグの部分のセリフはトーンがまた少し違うんですよね。そこも一気に録るとなるとこんがらがることもあって。前田順番が分からなくなることがあるんですよね。坂東そうそう。3人だからこそ作り出せた作品の空気感――今回ご自身が演じられた役以外のお二方の役の魅力は、どういったところで感じていらっしゃいますか。永瀬前田くんに関してはわりと普段の声より何トーンもあげてやっていたから、久しぶりにアフレコの現場に来たとき、自分の声のトーンを忘れていたりとか。前田そうなんですよ。ちょっと空くと忘れる。永瀬そういうこともあったんですけど、そこからのリカバリーがすごく早かったのを覚えていますね。すぐに優太に戻ってきたというか。その声のトーンをキープしたまま、お芝居を続けて感情も込めて……しんどいやろなと思いながらちゃんと乗り切っていたから、すごいなと思いましたね。鳴子くんはトーン的にはやっぱり落としてましたね。坂東最初は無理して落としてたんですけど、きつくなって普通に戻りました(笑)。永瀬・前田はははっ!永瀬何より走っているシーンで自分まで足踏みしていたというところは、やっぱり鳴子くんの必死さというか、かわいらしさが出ていたな、と思いますね。前田秋ってあまり自分の感情を表現できない性格だけど、振り幅がすごく大事になってくるシーンがあるんです。そこでは、隣でアフレコしているとすごく熱が伝わってきたな、と思います。龍汰くんはやっぱりお芝居の生感というか、一緒にやっていて、この世界観に連れて行ってくれる感じがしましたね。3 人の関係を少しお兄ちゃんみたいなところが諒が引っ張っていくんですけど、それも龍汰くんがうまく雰囲気を作ってくれたのかなって思います。坂東嬉しい。——坂東さんからはいかがですか。坂東僕からは……特にないです。前田さっき言ったことは全部なかったことにしてください!坂東(笑)アフレコの初日から全員すごく入り込んでいて、改めて感動しましたね。声が本当に廉も前ちゃんもぴったりというか。しょっぱなで言ったよね、終わったときに。秋の声にしかきこえないんだけど! って。永瀬言ってくれてたね。坂東でも特別、声を作ってあるわけでもなく聞こえる。なんかナチュラルさみたいなものもちゃんとあって、恐ろしいな、って思いましたね。前ちゃんは本当にアニメが好きなんだな、って。それこそ僕は逆に優太が『ふれる。』の世界観、このアニメーション映画の説得力を強く表現してくれてるんじゃないかな、と思います。僕がちょっと外していけるのも前ちゃんが本当に優太として表現してくれているからですし。それぞれが自分の役割を全うしていて、出来上がりを聞いたときは本当に高田馬場で暮らしてる3人にしか見えませんでしたね。それは2人のお芝居のおかげで僕も役を生きることができたからだな、と思います。アフレコは4日間。「でももっと一緒にいたかった」――お話を聞いていると、3人の息の合った感じが伝わってくるんですが、お三方の友情はどれぐらい深まったんでしょうか。永瀬友情はもう日に日に……ひび割れていく。坂東うぉい!前田うまくいってない(笑)。永瀬 『ふれる。』の3人が羨ましいぐらい僕らは真逆なので。3人が仲良くなっていくたびにこっちはもうどんどん……。坂東おいおい!永瀬そんな日々ですね。坂東嘘でも仲良くなれ!永瀬鳴子くんがツッコむようになったんだね。多分、これが一緒にいた時間の賜物というか。こういうインタビューだったり、アフレコの現場でコミュニケーションをとって、あの坂東が突っ込むようになったので。チームワークを感じられるところがあって、僕は楽しく現場にいられましたね。坂東確かにアフレコ中もこういう感じのことはあったよね。前田この雰囲気が今あるのは、やっぱり関係値ができてきたからですね。冗談も言えるし、いじったり突っ込んだりもできるのかなと思います。坂東でも、映画やドラマの現場ってやっぱり期間が長いじゃん。ドラマだったら3ヶ月ぐらい、毎日のように顔を合わせるし、待ち時間もあって話す時間も多いけど、今回一緒に収録したのは4日ぐらいしかなかったから。とにかくギュッと凝縮している時間の中で、雑談の時間が極端に少ないなって思った。永瀬僕はあなたとは5分で1ヶ月一緒にいるぐらいの濃さやと思ってるから。坂東(笑)。永瀬3〜4ヶ月、一緒におった気分。前田初日から3〜4ヶ月目みたいな。永瀬初日からアクセル全開で、「うわーっ!」というスピードで絡んでくるから。坂東胃もたれ俳優?永瀬濃かったよ、4日間が。いい意味でね。坂東そう感じてもらえて良かったな。俺は物足りなかったからさ。むしろもっといたかった。永瀬危なかった、こっちは。坂東どうどうどう?危なかった?前田けっこう危なかったです。坂東危なかったか、じゃあ俺だけズレてんだ。永瀬本当に特殊な人だから、坂東龍汰はね。そういう意味では現場で何か起こるときに起点になりやすい人ですね。前田噂では聞いてましたけど。坂東これが例の坂東龍汰かって感じ?(笑)。この作品で改めてコミュニケーションの大切さを知った――『ふれる。』において、コミュニケーションがひとつ大事な要素かと思うんですが、みなさんが普段、コミュニケーションをとる上で気をつけている点について教えてください。永瀬人によって、投げかける言葉のニュアンスを感覚で気にしていますね。――直感で?永瀬直感です。この人はこの言葉を投げかけたら少し嫌な気持ちになるんだろうな、ということをなんとなく察して、気をつけるようにしています。――初めましての現場も多いお仕事なのかな、と思うんですけど、そういう場面でも変わらず?永瀬「初めまして」でも早々に行けるなって思ったらもういじってますね。反応を見てダメだと思ったら方向チェンジします。男性女性関係なく人を見る目は、わりといいと思っています。――前田さんはいかがですか?前田あんまり得意な方ではないです。ドラマの撮影に入っても、最後の最後ぐらいでやっと連絡先を交換するぐらいなんです。改めてコミュニケーションって大事だな、とこの作品に出演して思いました。永瀬難しいよな。前田考えさせられました。ちょっとサボりがちなので、そういうところをしっかりしていきたいな、と思います。――ちなみに、お互いに初めましてのときはどうでしたか?前田「うわあ……King&Princeだ」。永瀬(笑)。もっと活発な感じなのかなと思ったら、いい意味で落ち着いてる人だなっていう印象。前田龍汰くんは落ち着いていないですよね。永瀬鳴子くんがいるからより、落ち着いて見えるのかも。――坂東さんが3人の中では一番お兄さんなんですよね。永瀬らしいですね、見えないですけど。――坂東さんはコミュニケーションをとる上でどういったことに気をつけていらっしゃいますか?永瀬気をつけたらこうなってないですよ。坂東はははっ! それは、やっぱり相手の気持ちになって……。永瀬一番なってないよ。坂東相手がこの言葉をどう受け止めるかをきちんと考えてから、言葉にするってことですかね(キリッとした表情)。永瀬いやいや、すごいボケになっちゃってるから。坂東あ、ほんと?前田でも知らない人が聞いたら、しっかりしてるように見えると思う。坂東いや、やっぱり普段の自分のプライベートと、現場ではコミュニケーションって結構違ったりするので。前田違うんだ?坂東全然違う。永瀬芝居とか熱く語るんでしょ?坂東それ廉じゃん!永瀬はあ!?坂東お菓子持ってるから、一緒に話さない?って言われて、おかしで釣ってくるんで。永瀬それもあんまおもしろくないな。坂東でも、熱いですよ、こんなこんな感じで言ってるけど。永瀬むしろ酒の場で語られる語るのも……。坂東いや、酒の場じゃないよ、お菓子食べながら。永瀬いつですか、それ。坂東覚えてないの!?永瀬覚えてない。誰?俺の話?坂東ホテルの部屋でさ、いちご味のチョコとミルク味のチョコがあって……。永瀬絶対に俺じゃないって。坂東俺が勝手に持って帰ろうとしたらすごい怒った。永瀬絶対に俺ちゃうもん。前田全部作り話ですか?坂東いや、マジだって。前田誰が本当のこと言ってるの?坂東『弱虫ペダル』のとき。2人で。永瀬しかも2人でやろ?坂東しかも、廉のベッドの上で。永瀬絶対ない気するな。坂東それ、ラジオで話してた。前田あら。それならファンの人は覚えてるかもしれない。坂東ずっと居座ってたんですよ、みたいな言い方してたけど、2人で話してた。永瀬俺が覚えてないってことはそういう感じなんやろな、って。坂東素直じゃないな~。3人で共同生活をするとしたら……――劇中では3人が共同生活していますが、もし、永瀬さん、坂東さん、前田さんで共同生活するとしたら、どんなルールを設けたいですか。永瀬朝・昼・晩で家にいる人はそれぞれ1人にする。坂東はははっ!前田もう共同生活じゃないじゃないですか!(笑)。別々がいい?永瀬朝鳴子くんで、昼俺、夜前田くんで。坂東かぶらない、1分たりとも。前田でも確かに自分のスペースが欲しいですね。ちゃんと分ける。永瀬そこはね、必要だよね。前田1人の時間も大事なので。でも、やっぱりそうですね。龍汰くんにずっと部屋にいられたら1人の時間欲しいな、と思っちゃうんで。坂東僕が設けたいルールは「ずっと一緒にいる」ですね。部屋は区切らず、壁をぶち抜いて、ベッドも並べて。――3人、同じ部屋で寝る?坂東川の字で寝ます!オリンピックとか、そういうのはイベントごととして、絶対に3人で観戦する。永瀬きしょいって。3人で寝るのはきしょいって。――坂東さんは3人で一緒に暮らしてもうまくやっていけそうですか。坂東全然やっていけると思いますよ。なんだかんだで楽しいと思います。前田1週間限定でやるとか。永瀬1週間もつ?いける?前田がんばれば。永瀬自我を抑えてくれたら。坂東つまり、、僕は静かにしてろってことですね!(笑)ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント坂東さん、前田さんのサイン入りポラを各1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!オリジナル長編アニメーション映画『ふれる。』10月4日(金)より全国公開永瀬 廉坂東龍汰前田拳太郎白石晴香石見舞菜香皆川猿時津田健次郎監督:長井龍雪脚本:岡田麿里キャラクターデザイン・総作画監督:田中将賀音楽:横山 克TeddyLoid監督助手:森山博幸プロップデザイン:髙田 晃美術設定:塩澤良憲榊枝利行(アートチーム・コンボイ)美術監督:小柏弥生色彩設計:中島和子撮影監督:佐久間悠也CGディレクター:渡邉啓太(サブリメイション)編集:西山 茂音響監督:明田川仁制作:CloverWorksYOASOBI「モノトーン」(Echoes / Sony Music Entertainment (Japan) Inc.)配給:東宝アニプレックス製作幹事:アニプレックスSTORY inc.製作:「ふれる。」製作委員会©2024 FURERU PROJECT取材・文/ふくだりょうこ撮影/奥田耕平
2024年09月30日歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」(8月4日初日~25日千穐楽)第一部『ゆうれい貸屋』に出演する坂東巳之助と中村児太郎が取材に応じた。十八世中村勘三郎(当時勘九郎)と十世坂東三津五郎(当時八十助)らが中心となって、平成2年(1990年)から始まり、花形俳優が活躍する夏の風物詩として人気を博してきた「八月納涼歌舞伎」。今年も恒例の三部制で開催し、第一部では、山本周五郎の小説を原作にした『ゆうれい貸屋』を上演。幽霊との暮らしや奇想天外な「ゆうれい貸屋」の稼業など、一風変わった笑いに溢れる展開が繰り広げられる。『ゆうれい貸屋』特別ビジュアル今回、坂東巳之助が桶職弥六、中村児太郎が芸者の幽霊染次と、それぞれ父(十世三津五郎の弥六、中村福助の染次)が勤めた役々を初役で勤めることに。福助も監修として携わっている。長屋を舞台に市井の人々の哀歓を繊細に描いた、味わい深い人情喜劇の傑作に期待が寄せられる。父と同じ役どころに挑むことになった巳之助は、「親子なので、顔や声が似ている部分はあると思いますが、まったく一緒というわけではありません。身長も違えば、声が似ない部分もあるので、そういった違いはあって当然」と、自分のスタイルを追求したいと意気込みを語る。児太郎も「どうせ比べられますから」と気負いは見せず、「一番近くて、信頼している先輩ですから、胸を借りてついていければ。ぜひ、巳之助さんと一緒に作っていきたい」と、昨年の『団子売』に続きコンビを組む巳之助に全幅の信頼を寄せた。また、巳之助は、亡くなった三津五郎さんが同演目に出演した当時を「すごく楽しそうにやっていたという印象がある」と回想。「すごく真面目な人だったので、あまり見かけない姿だった。『また福助ともやりたいな』と言っていたのを覚えていますね」としみじみ語り、「それは叶わなかったので、息子ふたりで実現できれば」と思いを新たにした。そんな巳之助の言葉を受けて、児太郎も「父同士が作ってきたお芝居なので、『また見たいね』と言ってもらって、またできるように頑張りたい」と抱負をコメント。ポスター撮影の際には、監修を務める福助も立ち会ったといい、「人一倍思い入れがあるようで。巳之助とふたりで、いろいろ怒られながら、いいものにしたい」と話していた。役どころについては、巳之助が「怠け者で仕事もしないで、奥さんが出て行っちゃっても気にしない。きれいなお姉さんの幽霊にまんまとハマって『ゆうれい貸屋』という商売を始めるんですけど、働くのも幽霊任せで、ダメな男です(笑)。お客様の反感を買わないようにしないと」と解説。また、児太郎は、巳之助について「兄貴派肌で、みんなが頼る人。やる気がないと言いながら、やる気が入った時のスイッチはすごい」と、弥六とは異なる性格だと明かした。取材・文:内田涼<あらすじ>江戸は京橋。桶屋の弥六(巳之助)は、腕は確かながらも仕事もせず、すっかり酒に溺れている。女房のお兼や家主の平作が戒めるのにも耳を貸さず、遂にお兼は実家へ帰ってしまう。やがて日が暮れて、弥六の前に突如現れた美しい幽霊。成仏できず彷徨う染次(児太郎)という芸者の幽霊は、弥六を見染めると、女房にしてくれと言い寄る。戸惑いつつもまんざらでもない弥六は、幽霊との奇妙な暮らしを始める。そんな弥六と染次が思いついたのが、恨みを晴らしたい人に幽霊を貸し出す「ゆうれい貸屋」。その商いは大繁盛するが……。<公演情報>歌舞伎座『八月納涼歌舞伎』【第一部】11:00~『ゆうれい貸屋』『鵜の殿様』【第二部】14:30~『梅雨小袖昔八丈髪結新三』『艶紅曙接拙紅翫』【第三部】18:15~『狐花 葉不見冥府路行』2024年8月4日(日)~25日(日) ※休演:13日(火)・19日(月)会場:東京・歌舞伎座チケット情報()公式サイト
2024年07月22日永瀬廉、坂東龍汰、前田拳太郎が参加するアニメーション映画『ふれる。』のアフレコの様子が見られる映像が公開された。本作は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』という、心揺さぶる青春三部作を手掛けた、監督:長井龍雪、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン:田中将賀が贈るオリジナル長編アニメーション最新作。今回公開された映像では、秋・諒・優太という主人公を演じる3人のアフレコ姿が、初解禁となる本編シーンに合わせて映し出される。3人と「ふれる」が、一つ屋根の下で暮らす何気ない日常が見られる。また、家の縁側で笑顔でくつろぐ、3人の関係性や物語の行方が気になる本ポスタービジュアルも到着。公開初日には、オリジナルサウンドトラックがリリース予定だ。『ふれる。』は10月4日(金)より全国にて公開。「『ふれる。』Original Soundtrack」は10月4日(金)リリース。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ふれる。 2024年10月4日より全国にて公開©2024 FURERU PROJECT
2024年07月18日アニメーション映画『ふれる。』のメインキャストに永瀬廉(King & Prince)、坂東龍汰、前田拳太郎(劇団EXILE)が決定。キービジュアルと予告編が到着した。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』『空の青さを知る人よ』という、心揺さぶる青春三部作を手掛けた、監督:長井龍雪、脚本:岡田麿里、キャラクターデザイン:田中将賀が贈るオリジナル長編アニメーション最新作。本作は、不思議な生き物「ふれる」と暮らす青年3人の心に“ふれる”物語。解禁となったキービジュアルでは、縁側でくつろぐ3人と1匹の姿が描かれ、平和な日常に見えるが、物語の広がりを感じられるデザインになっている。そして、メインキャスト3人のほか、主題歌アーティストも解禁。『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』で声優初挑戦し、本作がアニメーション映画としては2度目の出演となる永瀬廉が、言葉でのコミュニケーションが苦手な小野田秋役。アニメーション映画への出演は本作が初めてにして初主演となる坂東龍汰が、秋が不思議な力を持つ生き物「ふれる」と出会うことで、心がつながった幼なじみ・祖父江諒役。同じくアニメーション映画初出演にして初主演の前田拳太郎が、幼なじみの井ノ原優太役を演じる。そんな主人公役3人は、全員オーディションで選ばれた。永瀬さんは「コミュニケーションの大切さ、日常生活での人とのつながりを改めて考えさせられるような作品です。年齢、世代問わず今だからこそ見ていただきたい作品になっています」とアピール。坂東さんは「オーディションを受けた際は、まさか自分に決まると思っていなかったので素直に嬉しかったです」と出演を喜ぶ。前田さんは「元々アニメーションが大好きなので、気合を入れてオーディションに参加しました。とても緊張していたのですが自然に緊張が解れて良い状態で挑めたと思います」とふり返っている。ほかにも、白石晴香(鴨沢樹里役)、石見舞菜香(浅川奈南役)、皆川猿時(脇田役)、津田健次郎(島田公平役)の参加も決定。予告編では冒頭、島で暮らす幼いころの秋、諒、優太が登場。不思議な生き物「ふれる」にまつわる島の伝承。これまでその愛くるしい姿が報じられていた「ふれる」のつぶらな瞳は一転、3人に大きな影を落とす。そして成長し、島から上京した3人は、高田馬場で「ふれる」と共に共同生活中。しかし、彼らの関係性に亀裂が入っていく様も見られる。さらに、主題歌は「YOASOBI」の書き下ろし楽曲「モノトーン」に決定。自身初のアニメーション映画タイアップ楽曲が、本作を彩る。「YOASOBI」は、「作品を通して感じた“人と人との関係性”と、自分自身が生きていく上で感じている孤独や誰かを想う気持ちと向き合いながら制作しました。世の中は日々発展していって、様々なツールでコミュニケーションが取りやすい環境だからこそ、それ故に感じる孤独と上手く向き合うことが大切だと感じているので、そういった想いも込めています」とコメントしている。『ふれる。』は10月4日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ふれる。 2024年10月4日より全国にて公開©2024 FURERU PROJECT
2024年07月05日坂東玉三郎と春風亭小朝による一夜限りの『歌舞伎座特別公演』が、2024年7月25日(木) に東京・歌舞伎座で開催されることが決定した。これまで、2023年7月の京都・南座『坂東玉三郎 夏のひととき』、2024年1月の大阪・大阪松竹座『坂東玉三郎 はるのひととき』での舞台共演が話題となり、好評を博してきたふたり。3度目の共演となる今回は、ついに歌舞伎座での公演が実現する。上演演目は、三遊亭円朝口演『怪談 牡丹燈籠』より「御札はがし」と『越路吹雪物語』。三遊亭円朝の傑作のひとつである怪談噺『怪談 牡丹燈籠』は、歌舞伎でも上演を重ね、玉三郎も演出と主演で度々手がけてきた人気作。浪人・萩原新三郎のもとへ、愛し合う娘のお露が女中お米を連れ立って毎夜訪れる。丑三つ時、「カランコロン」と響くお露の下駄の音。萩原家の下男・伴蔵とお峰夫婦はその正体を知り、家中にお札を貼り付けるが……。夏にぴったりの怪談噺を、玉三郎と小朝が高座で登場人物を演じ分けるのが見どころだ。『越路吹雪物語』は、稀代のエンターテイナー越路吹雪を題材とした小朝の人情話。小朝の語りの間に、玉三郎がシャンソンをはじめとした越路吹雪に所縁の深い曲を歌唱する構成で楽しむことができる。<公演情報>坂東玉三郎×春風亭小朝 歌舞伎座特別公演2024年7月25日(木) 東京・歌舞伎座開演18:00■上演演目:一、三遊亭円朝口演 落語芝居『怪談 牡丹燈籠』―御札はがし―坂東玉三郎春風亭小朝二、『越路吹雪物語』坂東玉三郎春風亭小朝詳細はこちら:
2024年04月17日河合優実&坂東龍汰W主演ドラマ「RoOT / ルート」より、第1話の場面写真と相関図が公開された。映画化、舞台化と展開してきたアニメ「オッドタクシー」の世界から新たに誕生する本作は、漫画「RoOT / ルート オブ オッドタクシー」で展開する若手探偵コンビの奮闘劇を基に、ドラマオリジナルストーリーを展開。第1話では、新人の佐藤(坂東さん)を引き連れ、銀行員の不倫現場を調査中の探偵の玲奈(河合さん)は、いくつかのトラブルに見舞われながらも任務を遂行。しかし、2人の背後には、不気味な影が忍び寄っていて――というあらすじ。本作は、一癖も二癖もあるキャラクターが数多く登場。そんな登場人物の関係性を一気に整理できる相関図も合わせて到着。主人公が所属する指宿探偵事務所の所長・指宿(黒田大輔)と事務員・大谷(福田温子)。調査対象のタクシードライバー・小戸川(篠原篤)。友人の柿花(政修二郎)と常連の居酒屋に足しげく通い、女将のタエ子(吉本菜穂子)とも仲がいいが、ひょんなことからタエ子と知り合った玲奈と佐藤に小戸川の素行調査を依頼したのは、タエ子。素行調査が女子高生失踪事件に繋がっていく。行方不明の女子高生・三矢ユキ(菊池日菜子)は、玲奈の高校の後輩であり、親友の花音(寺本莉緒)とも行動を共にし、同姓同名の三矢ユキ?(小林桃子)が所属するアイドルグループ「ミステリーキッス」を調査する。さらに、得体の知れない裏組織のボス・黒田(渡辺いっけい)、ドブ(三浦誠己)、ドブと犬猿の仲のヤノ(奥野瑛太)、マネージャー・山本(島谷宏之)、裏がありそうな警察官・大門(富川一人)らの存在も気になるところだ。「RoOT / ルート」は4月2日より毎週火曜日24時30分~テレビ東京ほかにて放送、Netflixにて見放題独占配信。(シネマカフェ編集部)
2024年04月02日河合優実×坂東龍汰W主演のドラマ「RoOT / ルート」より予告映像が解禁された。映画化、舞台化と展開してきたアニメ「オッドタクシー」の世界から新たに誕生する本ドラマ。公開された本予告では、冒頭、初解禁となる「Bialystocks」書き下ろしのオープニングテーマ「近頃」に乗せて、主人公2人が謎に迫っていく様が綴られていく。車の中から浮気現場の証拠を押さえようと奮闘し、時にはおしゃれに着飾って懐に入り込み、聞き込み調査も欠かさない。しかし「正直こんなに地味な仕事だとは思わなかったっすよ」と不満を漏らす佐藤(坂東龍汰)。玲奈(河合優実)はそんな後輩に「自覚して、自覚」と注意しながらも少々振り回され気味な様子。そんな佐藤を「あいつ大丈夫か?」と心配する探偵事務所所長・指宿(黒田大輔)に対し「勘は悪いけど運はありそうですね」と評価する玲奈。どこか息があっているようであっていないチグハグ探偵コンビに新たな依頼が舞い込む。依頼内容は、小戸川(篠原篤)というタクシー運転手の身辺調査。公園で友人・柿花(政修二郎)と缶コーヒーを飲み、一見なんにもない日常を送る中年男性。しかし、平凡なタクシー運転手の退屈な素行調査だったはずが自体は一変。警察官・大門(富川一人)が小戸川のタクシーを調べ「乗せたんだよ。行方不明の女子高生を」と告げる。なんてことない研修がてらの身辺調査はやがて、世間を賑わす“女子高生失踪事件”に繋がっていく…。行方不明の女子高生の写真を見て玲奈がつぶやく「ユキじゃん。これ」。そこに写っていたのは高校時代の後輩・三矢ユキ(菊池日菜子)だった。真相を探る2人の前に様々な人物が交錯。「お前、何探ってんだよ」とチンピラ・ドブ(三浦誠己)に脅される佐藤。一方玲奈は、後輩・三矢ユキを調べる中でアイドルグループ「ミステリーキッス」の存在を知る。グループには名前も年齢も同じだが別人の三矢ユキがいた。高校の同級生でキャバ嬢の花音(寺本莉緒)も巻き込み、どこかおかしい失踪事件に巻き込まれていく2人。果たして、真相に辿り着くことができるのか?後半からは、こちらも本予告で楽曲初解禁のSIRUP,SUMINによる主題歌「Roller Coaster」が流れ、不動のセンター二階堂(中村麗乃)をはじめとした「ミステリーキッス」の面々、サウナ「赤道」の地下に事務所を構える怪しい便利屋・赤道(紗羅マリー)、ドブを倒すと豪語する世直し系Youtuber・樺沢(遠藤雄斗)、二階堂ルイの大ファンのキャバクラのボーイ・今井(稲葉友)、ドブの後輩・ヤノ(奥野瑛太)、大物落語家・笑風亭呑楽(松尾貴史)、そして裏社会のボス・黒田(渡辺いっけい)も顔をそろえ、真相を探る2人とどのように交わっていくのか?物語の展開も気になるところ。予告の最後では「俺と玲奈さんバディじゃないっすか!ニコイチっすよ!ニコイチ!」と元気よく話す佐藤とは対照に、冷めた表情が印象的な玲奈との探偵事務所でのワンシーンが切り取られている。本格ミステリー調の引き締まった映像と小気味よく笑えるチグハグコンビのやりとりとの魅力的なギャップの良さも存分に溢れた予告となっている。「RoOT / ルート」は4月2日より毎週火曜深夜24時30分~テレビ東京ほかにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月07日外でのロケから始まったこの日の取材。歩きながらの撮影の合間、カメラマンに話しかけ、しばし楽しそうにカメラ談議に花を咲かせていた坂東龍汰さん。物おじせず人懐っこいキャラクターに、取材はほのぼのムードでスタート。――先ほどカメラマンと写真の話題で盛り上がっていましたが、カメラ、お好きなんですか?坂東龍汰さん(以下、坂東):そうなんです。自分でもよく撮ります。今日のカメラマンさんは、この間僕が撮影を担当した雑誌の同じ企画で撮っていらしたので、その話をしてました。――学生時代には映像を撮ったりもされていたそうで、そういうクリエイティブなことに興味が?坂東:写真には昔から興味があって。一眼レフを手に入れて人を撮ったりしているうちに映像に興味が湧いて、学生時代には映画を撮ったりもしていました。高校3年生のときの卒業制作では、クレイアニメを撮っていましたし。――ご家族もそういうクリエイティブなことがお好きなんですか?坂東:家族みんな好きですけど、父は昔、映画監督を目指してアメリカに渡ったり、アニメーションが好きで作っていたこともあるそうで、影響は絶対にあると思います。――学生時代にやった演劇がきっかけで俳優を目指したとか。坂東:もともとは人前に立ったりすることがすごく嫌だったんです。小4から、演劇塾っていう地元の小さい劇団みたいなところに入っていたんですが、ずっと“やらされている”感覚でした。それが中3くらいになってから変わってきて、ちょっと大きい役をやらせてもらったときに演劇の楽しさを知って。高校生のときに立った舞台で、感情が自分のコントロール外にあるみたいな瞬間があって、それがすごく気持ちよかったんです。死に物狂いでセリフを覚えたり、そのときの自分の限界までやって、アドレナリンが最大限に出たんだと思います。これまでスノーボードや歌、社交ダンスといろいろやってきて、それぞれに感動したり興奮したりする瞬間がありましたけど、その中で一番がお芝居だった。これで食べていけたら幸せだなと思ったんです。――俳優になられてからは映像作品が中心でしたが、いま控える舞台『う蝕』で、久しぶりに演劇の世界に戻ってきますね。坂東:2018年に出演した岩松了さん作・演出の『三人姉妹はホントにモスクワに行きたがっているのか?』が、ほぼデビュー作みたいなもので、それ以来です。でも、舞台を避けていたわけではなくて、たまたまタイミングが合わなかっただけのこと。だから今回、機会をいただけたことが嬉しいです。と同時に、あまりに久しぶりだから大丈夫かなみたいな心配もあるんですけど…。――劇作は、現代の社会と絡めながら市井に生きる人々の心情を丁寧に描く横山拓也さん。演出は、社会的な作品を取り上げ、骨太な演出で見せる瀬戸山美咲さんです。坂東:この舞台をやるにあたって、横山さんの舞台『多重露光』と『モモンバのくくり罠』を拝見したんですが、どちらも観た後の満足感がすごかったです。とくに『モモンバ~』は、自分の境遇とリンクする部分があり、刺さりました。舞台では自給自足の暮らしを営む母親が出てきますが、僕の親も自給自足の生活をしようと北海道に来た人で、周りから見たらだいぶ変わっている家族だったから、共感する部分が多くて。会話劇でテンポよく進むけれど、緻密に計算された高度な作品だなと思いました。瀬戸山さんは『ある都市の死』を拝見して、いろんなアイデアを盛り込んで緻密にディレクションされているはずなのにすごく自由な感じがして、演劇を超えてアート作品に触れた感覚でした。そんなおふたりの世界を今度は自分が体現して届ける側になるわけですから、心して取り組まないとな、と思っています。――ちなみに坂東さんは、演出家の意向に寄せていくタイプですか。それとも自由にやりたい?坂東:どうだろう…演出家さんのやりたい方向性やテイストを、すごく感じようとするかもしれないです。現場には、自分がこうしたいっていうものは持っていきますけど、監督なり演出家さんがそれを求めているのかどうかはわからない。最初にそこを伺いながら、まずは自分のアイデアもぶつけてみることはしてますね。とはいえ、自分ひとりのアイデアだけでは到底辿り着けない場所があって。共演のみなさんや監督さんの言葉、脚本の中から、一生懸命ヒントを探っている感じです。坂東さんの出演する舞台『う蝕』は、2月10日(土)~3月3日(日)三軒茶屋・シアタートラムで上演されるほか、兵庫、愛知でも公演。劇作はiakuの横山拓也、演出にミナモザの瀬戸山美咲。共演は、近藤公園、綱啓永、正名僕蔵、新納慎也、相島一之。世田谷パブリックシアターチケットセンター TEL:03・5432・1515(10:00~19:00)ばんどう・りょうた1997年5月24日生まれ、北海道出身。2017年より活動をスタート。ドラマや映画で徐々に頭角を現し、‘22年の初主演映画『フタリノセカイ』で日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。2月9日公開の映画『一月の声に歓びを刻め』に出演するほか、4月には主演ドラマ『RoOT/ルート』(テレビ東京系)の放送が控える。コート¥85,800ニット¥50,600(共にMARGARET HOWELL)パンツ¥31,900(MHL.) 以上 MARGARET HOWELL/MHL. TEL:03・5785・6445ジャケット¥38,500(VETRA)スカーフ¥14,300(Fratelli Luigi)共にBshop TEL:03・5775・3266※『anan』2024年2月14日号より。写真・木村和平スタイリスト・李 靖華ヘア&メイク・後藤 泰(OLTA)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2024年02月10日ドラマ「不適切にもほどがある!」で話題の河合優実と、「きのう何食べた?」でも注目を集めた坂東龍汰がW主演する新ドラマ「RoOT/ルート」から、個性豊かなキャラクターを演じるキャスト陣&キャラクタービジュアルが解禁となった。映画化、舞台化と展開してきたアニメ「オッドタクシー」の世界から新たに実写ドラマが誕生。河合優実本作で地上波ドラマ初主演の河合さんと、地上波連続ドラマ初主演となる坂東さんを迎え、漫画「RoOT/ルート オブ オッドタクシー」(原作:P.I.C.S./此元和津也)で展開する若手探偵コンビの奮闘劇を基に、ドラマオリジナルストーリーを描く。坂東龍汰探偵事務所で働く玲奈(河合優実)とポンコツ新人・佐藤(坂東龍汰)は、ひょんなことからタクシードライバーの素行調査を請け負うことに。簡単に見えた依頼は、街の人々を巻き込む“女子高生失踪事件”へと繋がっていく――。そんな本作で描かれる“オッド”(奇妙)な世界を彩る出演キャストと併せて、キャラクタービジュアルが一挙解禁。玲奈と佐藤が働く、指宿探偵事務所の所長・指宿役は黒田大輔。調査を助ける謎の便利屋・赤道は紗羅マリーが演じる。玲奈の高校の同級生で親友の売れっ子キャバ嬢・花音役に、世界的ヒットで大反響を巻き起こしたNetflix日本オリジナルシリーズ「サンクチュアリ-聖域-」で強烈なインパクトを残した寺本莉緒。そして、失踪した女子高生役は菊池日菜子。また、ドラマには、アニメでもお馴染みのキャラクターたちも登場する。メジャーデビューを控えた3人組アイドルグループ・ミステリーキッスのセンターで、負けず嫌いで気が強い・二階堂ルイ役に、新ヒロインを演じ反響を呼んだ「Endless SHOCK」「Endless SHOCK -Eternal-」など、数多くの舞台・ミュージカルの出演で注目を浴びる中村麗乃(乃木坂46)。大人しそうに見えて野心を秘めた・市村しほ役に伊藤友希。無邪気で天真爛漫な三矢ユキは小林桃子が演じる。加えて、マネージャー・山本役に鳥谷宏之。アイドル・二階堂の大ファンでキャバクラの黒服・今井役に、原作アニメ「オッドタクシー」の大ファンでもあり、映画にドラマ、ラジオとマルチに才能を発揮し出演作が絶えない稲葉友。そして、アニメ「オッドタクシー」の主人公で、ドラマでも事件の鍵を握ることになる、奇妙なタクシードライバー・小戸川を演じるのは、主演を務めた映画『恋人たち』でアカデミー賞新人賞をはじめ数々の賞を受賞し、実力派俳優として注目作の出演が続いている篠原篤。ほかにも柿花、ドブ、ヤノと人気キャラクターのキャストも併せて発表。大御所落語家・笑風亭呑楽を松尾貴史、黒田役を渡辺いっけいが演じるなど、実力派俳優はもちろん、アニメ「オッドタクシー」で声優を務めた「ダイアン」津田篤宏とユースケも名を連ねている。キャスト6名よりコメント到着【花音役:寺本莉緒】花音役を演じさせていただきました、寺本莉緒です。実写版オッドタクシーということで当初はどのような形になるのかわかりませんでしたが、キャストの皆様と本読みをした瞬間から新しい感覚が生まれ、撮影がとても楽しみになりました。個性豊かなキャラクターとキャストの方々に刺激を受けながら日々楽しく撮影ができました。花音の高校時代とのギャップや目まぐるしく進んでいくストーリーに是非魅了されてください!【二階堂ルイ(ミステリーキッス)役:中村麗乃(乃木坂46)】二階堂ルイ役を演じさせていただきました、中村麗乃です。お話をいただく前からアニメを拝見していたので、動物で描かれていたあの世界がどう実写化されるのかとてもワクワクしました。普段アイドルグループを中心に活動させて頂いている身として、二階堂ルイの抱えるものや葛藤に共感できる場面も多くありました。どんな風に完成されているのか、是非楽しみにしていただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。【小戸川役:篠原篤】お話を頂いたとき、まずソファーに横になり穴が空くほど天井を見つめました。いったいあの小戸川をどうやって演じるんだ?脚本を読みました。そこには「オッドタクシー」に寄り添うように最高でおもしろい新たな銀河が広がっていました。あとはもう、毎日コツコツと準備を進め、撮影を楽しみました。主演のお二人がその明るい性格で現場を牽引して下さいました。先輩方のキャラクターが皆さん濃い!胸をお借りしました。土屋(貴史)監督が笑っていると場が和みました。エンターテイメントが人々の心の灯りであり続けますように。そしてきっと、ドラマ「RoOT/ルート」がその一端を担えますように。そう願っております。【今井役:稲葉友】今井役を演じました稲葉友です。世界観もキャラクターもデザインも台詞も脚本の構成も、と挙げたらキリがないですが、何から何まで「好き」にズバリとハマった作品である大好きなオッドタクシーの世界に飛びこめてとても幸せなお仕事でした。演じるにあたり今井という人と改めて向き合ってみると、なんだかもう底抜けに良いやつで愛おしく感じられました。生身の人間だからこそ感じられる面白さもギッシリと詰まっていると思います。「RoOT/ルート」是非ともお楽しみください。【黒田役:渡辺いっけい】不思議な現場でした。ひとつひとつバラバラのピースを嵌め込んでいくような撮影。ドラマとも映画とも違う空気感。「オッドタクシー」の世界が三次元に拡がっていく面白さを体感させてもらいました。ヤクザの親分を演じるのは初めてではありませんが今回は少しポップな味付けというか中々に魅力的な親分で・・主役お二人の掛け合いが見事だと伝え聞いておりますが、箸休めに親分のキャラクターも楽しんで頂ければ幸いです。【笑風亭呑楽役:松尾貴史】落語家の役を演じたのは、カメオ出演を除いては33年ぶりでした。前の時は実話に基づくもので明確なモデルがいたのですが、今回は「いそうでいない」架空の存在、どこからキャラクターの要素を持って来ようかと思案する楽しみがありました。若く才気煥発な共演の皆さんに混じって明るく楽しい現場で、どんな世界観になっているのか出来上がりを見るのが非常に楽しみです。ドラマ「RoOT/ルート」は4月、テレビ東京にて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年01月31日2024年1月2日(火)から26日(金)に浅草公会堂で上演される『新春浅草歌舞伎』に出演する尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉が取材会に出席し、新たな一年の一歩を踏み出す人気公演への思いを語った。次代の歌舞伎界を担う花形が顔を揃える『新春浅草歌舞伎』は、“若手歌舞伎俳優の登竜門”として44年の歴史があり、初春行事として定着し、浅草の正月の風物詩として広く愛され親しまれている。若手が大役に取り組み、互いに切磋琢磨する成長、飛躍の場としてはもちろんのこと、歌舞伎の伝承という意味合いでも、重要な役割を担っている。「新春浅草歌舞伎2024」チラシ2024年公演をもって、これまでリーダー的存在として本公演を引っ張ってきた松也をはじめ、歌昇、巳之助、新悟、種之助、米吉、隼人の7名は、『新春浅草歌舞伎』への出演は一区切りとなる。松也は「先輩方から受け継ぎ10年目の節目で、来年は30代最後の年。浅草には、いろんな経験をさせてもらったので、恩返しの気持ちもこめて、そろそろ後輩の皆さんに浅草を託したい」と決断に至った心境を説明した。尾上松也また、苦楽を共にした仲間たちとの思い出を振り返りながら、「当時は、とにかく浅草歌舞伎を途絶えさせることのないよう誓った。後輩の皆さんにも、地元の方々の情熱を忘れずに、さらに浅草歌舞伎を発展させてもらえれば」とエールを送った。記者から今回の演目で特に思い入れの強いお役を聞かれると、「魚屋宗五郎」だといい、「見やすく楽しいお芝居ですが、世話物は出演者とのチームワークが必要。心ひとつにして、積み上げてきた絆と経験を存分に活かしたい」と決意を示した。中村歌昇中村種之助中村米吉歌昇は大役・熊谷直実を勤める『熊谷陣屋』、種之助は4つの役を演じ分ける『流星』、米吉は女形最高峰のひとつである八重垣姫を演じる『本朝廿四孝』と、それぞれ特に思い入れのある演目を挙げ、集大成ともいえる最後の浅草歌舞伎に意欲を燃やした。新悟は「ひとつに選ばないと行けないですかね……と悩みつつ、おはまを勤める『魚屋宗五郎』を挙げ、「出演者全員が出ている演目でもあるので盛り上げていけたら」(編注:第1部『神楽諷雲井曲毬 どんつく』、第2部『新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎』と、昼夜それぞれ全員が出演する演目が用意されている)。坂東新悟坂東巳之助中村隼人また、巳之助は「どんつく」について、今回は浅草の大道具を新たに作ったことを明かし、「第1部の打ちだしで、お客様が街に出ていただくと、先ほど舞台で見たのと同じ景色が広がっている。浅草でしかできない体験をしていただける」とアピール。隼人も「近くのお店の女将さんや、旦那衆にお礼の挨拶に行くのが、浅草ならでは」と地域に根差した浅草歌舞伎の醍醐味を語った。中村橋之助中村莟玉一方、松也ら先輩からのバトンを受け取る立場の橋之助は、「浅草歌舞伎を盛り上げてくださったお兄さん方の見習うべきところを受け継いで、悔いのないよう託していただけるように、たくましくありたい」と決意表明。莟玉は「再来年以降、橋之助の兄さんと一緒に出られるのかどうかはまだ分かりませんが、一致団結して頑張りたい」と意気込んだ。取材・文・撮影:内田涼<公演情報>「新春浅草歌舞伎」出演:尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉【第1部】11:00~お年玉〈年始ご挨拶〉一、『本朝廿四孝 十種香』出演八重垣姫:中村米吉武田勝頼:中村橋之助腰元濡衣:坂東新悟白須賀六郎:中村種之助原小文治:坂東巳之助長尾謙信:中村歌昇二、『与話情浮名横櫛 源氏店』作:三世瀬川如皐出演切られ与三郎:中村隼人妾お富:中村米吉番頭藤八:市村橘太郎蝙蝠の安五郎:尾上松也和泉屋多左衛門:中村歌六三、『神楽諷雲井曲毬 どんつく』出演荷持どんつく:坂東巳之助親方鶴太夫:中村歌昇太鼓打:中村種之助大工:中村隼人子守:中村莟玉若旦那:中村橋之助芸者:中村米吉白酒売:坂東新悟田舎侍:尾上松也【第2部】15:00~お年玉〈年始ご挨拶〉一、『一谷嫩軍記 熊谷陣屋』出演熊谷直実:中村歌昇相模:坂東新悟藤の方:中村莟玉梶原平次景高:中村吉之丞堤軍次:中村橋之助源義経:坂東巳之助白毫弥陀六:中村歌六二、『流星』出演流星:中村種之助三、『新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎』作:河竹黙阿弥出演魚屋宗五郎:尾上松也女房おはま:坂東新悟小奴三吉:中村種之助磯部主計之助:中村隼人菊茶屋娘おしげ:中村莟玉菊茶屋女房おみつ:中村歌女之丞父太兵衛:市村橘太郎鳶吉五郎:中村橋之助召使おなぎ:中村米吉岩上典蔵:坂東巳之助浦戸十左衛門:中村歌昇2024年1月2日(火) ~1月26日(金)会場:東京・浅草公会堂チケット情報()公式サイト()
2023年12月20日吉高由里子が紫式部を演じる大河ドラマ「光る君へ」より、坂東巳之助、本郷奏多、塩野瑛久の扮装写真が公開された。5日連続で扮装写真を公開中の本作。ラストとなる今回は、64代~66代の天皇3人の姿が公開。巳之助さんが演じるのは、道長の姉・詮子が入内し、懐仁親王(のちの一条天皇)をもうける円融天皇。円融天皇役/坂東巳之助本郷さんが演じるのは、東宮のころから藤原為時による漢籍の指南を受ける花山天皇。懐仁親王が東宮となると、早々の譲位を画策され、大事件が起きる。花山天皇役/本郷奏多そして塩野さんが演じるのは、道長の甥で幼くして即位する一条天皇。入内した定子を寵愛するが、のちに彰子も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれることになる。大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)より放送(初回15分拡大)。NHK総合/日曜20時(再放送 翌週土曜13時5分)、BS・BSP4K/日曜18時、BSP4K/日曜12時15分。(シネマカフェ編集部)
2023年12月15日「錦秋十月大歌舞伎」(10月2日初日~25日千穐楽)夜の部に上演される『水戸黄門』に主演する坂東彌十郎が取材会に出席し、「肩の凝らないものを目指したい」と抱負を語った。様々な作品を通し、時代を超えて愛される『水戸黄門』は、日本各地を漫遊し、世直しを行った黄門様の勧善懲悪の物語。今回上演する「讃岐漫遊篇」は水戸光圀公(水戸黄門)が、お供の佐々木助三郎(助さん)と渥美格之進(格さん)と共に、お忍びで訪れた四国の讃岐を舞台に物語が繰り広げられる。今回は、ドラマや映画など活躍の場を広げる彌十郎が“黄門様”として親しまれる水戸光圀を初役で勤めることに。「皆さんが持っていらっしゃるイメージの水戸黄門、歴代の皆さんそうですけれども、そういうイメージに近づけられればなと。キャラクターとしては違和感のない、そして、ほっこりしてにこやかに帰っていただける水戸黄門になりたいなと思っております」と自身が目指す水戸黄門のイメージを語った。また、「子どもの頃からいろいろな方の黄門さんを拝見していました。なんとうちの父(坂東好太郎)もやってたっていうことを後から知ったんですが」と不思議な縁を明かし、「この作品には、必ず人情味のある部分が出てきます。 やはり、勧善懲悪が好きなので、最後はスッキリと終われて、なんか良かったなという気持ちでお芝居を見られる、肩の凝らないものを目指したいなと思っております」と意気込んだ。讃岐の国に自分の長男を養子に出しているという設定で、「長男と黄門様とのちょっとした確執とか、そういう親子の情愛も見ていただければ。最近、そういうほんわかした芝居が少なくなっている気もして。そういう部分を大切にやっていきたいなと思っています」とも。活躍の場が広がるなかでの水戸黄門役に「こんなありがたいことはないです。見に来てくださる方を、絶対に裏切らないようにしたいと思いますので、また彌十郎の芝居を見てみたいなって思っていただけるように、もうこれは本当に日々努力、精進するしかないと思っております」と表情を引き締めていた。<『水戸黄門』讃岐漫遊篇あらすじ>さきの中納言・水戸光圀公(水戸黄門)は、お供の佐々木助三郎(助さん)と渥美格之進(格さん)を引き連れて、お忍びで四国の讃岐にやって来ました。助三郎と格之進は金毘羅宮の境内でお蝶という美しい娘に出会いますが、お蝶が長次という男であることが露見したうえに、財布を掏られてしまいます。一方、水戸の百姓老爺に身分を偽ってうどん屋にいた黄門様は、そこで領主松平頼常に対する領民たちの不満を耳にします。実はこの頼常こそ黄門様の長男。果たして黄門様一行は藩の内部ではびこる悪の根源を成敗することができるのか。歌舞伎座『水戸黄門』特別ポスター<公演情報>歌舞伎座新開場十周年「錦秋十月大歌舞伎」【夜の部】『水戸黄門』讃岐漫遊篇作:宮川一郎演出:齋藤雅文出演:水戸光圀:坂東彌十郎松平頼常:中村歌昇うどん屋娘おそで:坂東新悟佐々木助三郎:中村福之助渥美格之進:中村歌之助娘お蝶実は九紋竜の長次:中村虎之介うどん職人茂助:澤村宗之助目付沢木源之助:中村吉之丞吉太郎妹お光:市川男寅港屋の伜吉太郎:大谷廣太郎山崎又一郎:中村亀鶴港屋辰五郎:片岡亀蔵うどん屋女将お源:中村魁春2023年10月2日(月)~10月25日(水)会場:東京・歌舞伎座チケット情報公式サイト
2023年09月30日2024年1月2日(火) から26日(金) に浅草公会堂で上演される『新春浅草歌舞伎』の出演俳優が発表された。次代の歌舞伎界を担う花形が顔を揃える『新春浅草歌舞伎』は、“若手歌舞伎俳優の登竜門”として44年の歴史があり、初春行事として定着し、浅草の正月の風物詩として広く愛され親しまれている。若手が大役に真摯に取り組み、互いに切磋琢磨する成長、飛躍の場としてはもちろんのこと、歌舞伎の伝承という意味合いでも重要な役割を担っている。2024年公演は、これまでリーダー的存在として本公演を引っ張ってきた尾上松也をはじめ、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉という若手俳優が出演。チケットは11月19日(日) 10時より前売販売がスタートする。<公演情報>『新春浅草歌舞伎』2024年1月2日(火) ~26日(金) 東京・浅草公会堂出演:尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村米吉、中村隼人、中村橋之助、中村莟玉【チケット情報】(全席指定・税込)1等席:9,500円2等席:6,000円3等席:3,000円前売発売日:11月19日(日) 10:00~関連リンク公式サイト::
2023年09月20日映画『君の忘れ方』が2025年1月17日(金)に公開される。主演は坂東龍汰、共演に西野七瀬。“恋人を亡くした悲しみからどう立ち直っていくのか?”を描く映画『君の忘れ方』は、“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマにしたヒューマンドラマ。愛する婚約者を亡くした主人公・昴が、大切な人を亡くした⼈に寄り添う「グリーフケア」と出会うことで、自らと向き合っていく姿を切なくも温かな眼差しで描き出す。婚約者の美紀を亡くした昴は、深い喪失感に苛まれながら故郷に帰省。そこで同じ悲しみを抱え、向き合おうとするグリーフケアの仲間たちと出会う。グリーフケアの会で、昴は「悲しみは死ぬまで癒えることなどなく、どう付き合っていくかが肝要だ」と諭されるも、悲しみと向き合えないままの日々が続いていた。そんな中、昴の前に突然、死んだはずの美紀が現れる。美紀は⾔葉を発さず、優しく昴を⾒守るだけ。昴は、現実ともまぼろしともつかない、その美紀の存在に深く依存していく。映画『君の忘れ⽅』登場人物/キャスト主人公・森下昴(すばる)…坂東⿓汰ラジオの構成作家。付き合って3年になる恋⼈の美紀との結婚を間近に控えていたが、突然の事故で愛する婚約者を失ってしまう。深い喪失感に苛まれながらも故郷の岐阜の飛騨に帰省し、グリーフケアの仲間たちと出会う。柏原美紀…⻄野七瀬フードコーディネーターとして働く昴の婚約者。「駅で待ち合わせしよ。⼀緒に帰ろうよ」と昴の留守電にメッセージを残したまま、事故で亡くなるが、ある日突然昴の前に現れて……。洋子…南果歩看護師として働く昂の母。岐阜でひとり暮らしをしている。昴が7歳の時に夫を亡くしており、息子の前では心配を掛けまいと明るく振舞う。かつて通り魔に襲われ、理不尽に命を落とした夫の無念を晴らすべく、行き過ぎた行動で周りにたびたび迷惑をかけてしまう。長らく悲嘆に暮れていたが、昴と再会した際には英気を取り戻していた。牛丸…津田寛治グリーフケアの活動を行う「つきあかりの会」のスタッフ。池内武彦…岡田義徳『つきあかりの会』の異端児であり、昴の相談相手。寂しくなった時、亡き人の幽霊を召喚する方法があるといって昴に近づく。主演は坂東龍汰、ヒロインは西野七瀬主演を務めるのは、『君の忘れ方』で映画単独主演を果たす坂東龍汰。若手実力派俳優として振り幅の大きい演技でたしかな存在感を放つ坂東が、恋人を亡くした青年という難しい役どころに挑む。そしてヒロインは、映画、ドラマ、CM、舞台で活躍する西野七瀬が演じる。監督・脚本は作道雄監督・脚本は、第79回ヴェネチア国際映画祭VENICE IMMERSIVE部門の正式招待を果たしたVRアニメーション『Thank you for sharing your world』を手掛けた作道雄。“脚本を書くのにとても苦んだ”と話す作道のオリジナル脚本で贈る映画『君の忘れ方』を、ぜひ劇場で見届けてみて欲しい。エンディング曲「aurora」坂本美雨が歌唱エンディング曲「aurora(オーロラ)」の歌唱を担当するのは、坂本美⾬。“劇中の美紀の声”を思い出して温かい気持ちになれるようにしたいという、監督・作道雄の意向を反映した楽曲となっている。映画『君の忘れ方』あらすじ森下昴は付き合って3 年が経つ恋⼈・美紀との結婚を間近に控えていたが、ある⽇、彼⼥は交通事故で亡くなってしまう。⾔葉にならない苦悩と悲しみで茫然⾃失の⽇々を過ごす中、⺟・洋⼦に促され、久々に故郷の岐⾩へと帰省する。洋⼦もまた、不慮の事故で夫を亡くし、未だに⼼に傷を抱えていた。悲しみは癒えないと思っていたが、ある不思議な体験を通して、昂は美紀の死と向き合っていくようになる。【作品詳細】映画『君の忘れ方』公開日:2025年1月17日(金)監督:作道雄脚本:作道雄、伊藤元晴原案:「愛する人を亡くした人へ」(一条真也・現代書林)出演:坂東龍汰、西野七瀬、円井わん、小久保寿人、森優作、秋本奈緒美、彩凪翔、ジャン・裕一、みつき愛、早咲、山本修夢、井上奈々、深川澄雄、伊藤修子、山﨑翠佳、津田寛治、岡田義徳、風間杜夫南 果歩配給:ラビットハウス
2023年09月16日坂東龍汰が映画単独初主演を務める『君の忘れ方』の公開が決定。ヒロインは、西野七瀬が務める。放送作家の森下昴(坂東さん)は、付き合って3年が経つ恋人と結婚間近。仕事の傍ら、結婚式の準備に追われていた。式で披露するための、思い出の写真をまとめていた昴。しかし夜になっても、彼女は帰って来なかった――。本作は、『光を追いかけて』『アライブフーン』の脚本を担当した作道雄が、亡き恋人とのラブストーリーを描いたオリジナル脚本の映画化。“死別の悲しみとどう向き合うか”をテーマに、恋人を亡くした構成作家の青年が、悲嘆の状態にある人に、さりげなく寄り添う「グリーフケア」と出会い、自らと向き合う姿を描く。「本当に素晴らしいキャスト、スタッフの方々と映画を作れる事が今から楽しみです」と期待を寄せた坂東さんは、「自分なりの主人公を表現出来るように全力で悩み、答えを決めすぎず、力みすぎず、楽しみながら挑戦できたらと思います。ロケ地でもお邪魔させて頂く、飛騨高山のパワーも全身で感じながら良い映画をお届け出来るように頑張ります。是非完成まで楽しみにお待ちください」と呼びかける。坂東龍汰作道監督は「坂東龍汰さん、西野七瀬さんほか、最高のキャストの方々とお会いして、その結びつきを、力強くも繊細に、皆さんの元に届けることができるだろう、と確信しています」と自信を見せている。また、写真家・松井綾音が撮り下ろしたイメージカットも到着。どういったシーンの一遍なのか、作品への期待が高まる1枚となっている。撮影は東京ではじまり、岐阜県飛騨市と高山市の雄大な自然を背景にも行われる本作。2024年度の国内公開、海外映画祭への出品を目指す。『君の忘れ方』は2025年正月第2弾として新宿ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:君の忘れ方 2025年正月第2弾として新宿ピカデリーほか全国にて公開予定©2024『君の忘れ方』製作委員会
2023年09月13日俳優の坂東龍汰が、映画『君の忘れ方』(2025年正月公開)の主演を務めることが13日、明らかになった。西野七瀬がヒロインを務める。同作は作道雄が監督・脚本を務めるオリジナル作。放送作家の森下昴(坂東)は、付き合って3年が経つ恋人と結婚間近で、結婚式の準備に追われていたが、彼女は帰って来なかった。昴が経験する、不思議な出来事の数々と、て切なくも愛しい追憶の日々を描く。坂東は本作で初めての映画単独主演を務め、西野七瀬がヒロインに。写真家の松井綾音が撮り下ろしたイメージカットも公開された。撮影は東京ではじまり、岐阜県飛騨市と高山市の雄大な自然を背景にも行われ、2024年度の国内公開、海外映画祭への出品を目指す。○坂東龍汰 コメント今回作道雄監督のオリジナル脚本、映画『君の忘れ方』に出演させて頂くことになりました。作道監督の過去の経験も含まれた脚本を読ませていただき共感する部分が随所にありました。その世界観を丁寧に演じるために撮影前から監督と色々な話を重ねて良い準備期間をもって、いよいよクランクインします。本当に素晴らしいキャスト、スタッフの方々と映画を作れる事が今から楽しみです。その中で自分なりの主人公を表現出来るように全力で悩み、答えを決めすぎず、力みすぎず、楽しみながら挑戦できたらと思います。ロケ地でもお邪魔させて頂く、飛騨高山のパワーも全身で感じながら良い映画をお届け出来るように頑張ります。是非完成まで楽しみにお待ちください。○作道雄/監督・脚本難しいテーマでしたので、脚本を書くのにとても苦しみました。いつもは悩むと、一人籠りがちになるし、今作も企画立ち上げの頃はそうでした。が、あまりに苦しんだので、周囲に助けを求めました。するとたくさんの意見や励ましをもらい、3年をかけて脚本を書き上げ、スタッフの力と支えで撮影を開始することができました。その経験はそのまま、人は辛い時に一人になりたがる生き物だが、人の中で生きていく道を消してはならないという、今作のテーマへ結び付きました。坂東龍汰さん、西野七瀬さんほか、最高のキャストの方々とお会いして、その結びつきを、力強くも繊細に、皆さんの元に届けることができるだろう、と確信しています。(C)2024『君の忘れ方』製作委員会
2023年09月13日12月歌舞伎座公演にて、坂東玉三郎演出による『天守物語』が上演されることが発表された。文豪・泉鏡花の戯曲の中でも屈指の名作とされる『天守物語』は、白鷺城(姫路城)の天守閣にまつわる伝説をもとにした、美しい異形の世界の者とこの世の人間との夢幻の物語。天守閣の最上階に棲む美しく気高い天守夫人・富姫と若き鷹匠・姫川図書之助の恋が描かれ、美の本質、真の純粋さを希求した傑作として知られる。歌舞伎では、昭和30(1955)年に六世中村歌右衛門の富姫で初演。近年では、坂東玉三郎が昭和52(1977)年に富姫を初演して以来、自身が演出も勤めながら大切に上演を重ねてきた。そして今年5月には、「平成中村座姫路城公演」にて玉三郎の演出により、中村七之助が富姫を初役で勤め、好評を博した。本公演では、七之助の富姫、中村虎之介の図書之助、中村勘九郎の舌長姥/近江之丞桃六、中村獅童の朱の盤坊の配役に、演出をする玉三郎が富姫の妹分である亀姫役を初役で勤める。<公演情報>「歌舞伎座新開場十周年 十二月公演」公演日程:2023(令和5)年12月会場:東京・歌舞伎座上演演目:『天守物語』ほか一般前売:11月14日(火) 10:00より電話予約・WEB受付開始■出演天守夫人富姫:中村七之助姫川図書之助:中村虎之介舌長姥/近江之丞桃六:中村勘九郎朱の盤坊:中村獅童亀姫:坂東玉三郎
2023年09月12日“いるだけで空気がキリッと締まる”。そんな存在感と演技力で、主演を支える役回りで知られてきた坂東龍太。いずれの作品でも、主人公たちに大きな影響を及ぼす役を好演してきた坂東さんは、現在、横浜流星の前に立ちはだかるボクシングチャンピオン役に挑んだ『春に散る』と津軽塗に没頭する“妹”堀田真由を後押しする『バカ塗りの娘』と出演映画が2作連続公開中。大きな注目を集めている。「リバーサルオーケストラ」「王様に捧ぐ薬指」で注目度急上昇2022年7月期のテレビドラマ「ユニコーンに乗って」で、人付き合いが苦手な天才エンジニア・森本海斗役を演じ鮮烈な印象的を放った坂東さん。その後、2クール連続で放送された「真犯人フラグ」にも参加。そして今年2023年の1月期「リバーサルオーケストラ」では、市の“お荷物”オーケストラ「児玉交響楽団」のヴァイオリニスト・谷岡初音(門脇麦)を一途に思うフルート首席・庄司蒼役、4月期「王様に捧ぐ薬指」では家族のために契約結婚を選んだ羽田綾華(橋本環奈)の初恋の人・神山絢斗役で一気にファン層を広げた。坂東さんはギターとバイオリンは弾けるが、「人生初挑戦」となったフルート。「リバーサルオーケストラ」にあたり「頑張って練習している」と語っていただけに、経験者らしき視聴者からも絶賛が寄せられていた。「王様に捧ぐ薬指」では、当初は新田静(松嶋菜々子)から金と引き換えに、綾華に近づき東郷(山田涼介)との仲を引き裂く命を受けていたものの、高校時代からずっと好きだった綾華のために身を引き、綾華が東郷と一度別れてからはその傍らに寄り添う、という完璧な当て馬を演じて話題となった。周囲から妬まれ、影口を言われたりトラブルに巻き込まれたりする人生を歩んできた綾華に、“そういうことに慣れたらダメだ”とはっきりと言ってくれた神山くん。高校時代の制服姿、物理を愛するメガネ姿などが「似合う」と注目され、続編やスペシャルなどで神山くんの幸せを願う声もファンから上がったほど。北海道出身。1997年5月24日生まれ。2017年にドラマ版「セトウツミ」で俳優デビューし、2018年、NHKドラマ「花へんろ 特別編 春子の人形」にて脚本家・早坂暁が実体験を基に記した名作の特別編でドラマ初主演。田中裕子や尾美としのり、芦田愛菜と共演し、戦後に痛みを背負って生きる青年を演じた。『弱虫ペダル』(20)よりオダギリジョーや光石研、田中哲司ら実力派が揃う「鈍牛倶楽部」に所属。その確かな演技力は『十二人の死にたい子どもたち』(19)の堤幸彦監督、『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』(19)の平山秀幸監督、『静かな雨』(20)の中川龍太郎監督、『犬鳴村』(20)の清水崇監督、『峠 最後のサムライ』(22)の小泉堯史監督、さらにヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞した『スパイの妻』(20)の黒沢清監督など、錚々たる映画監督とともにしたフィルモグラフィーでも証明されている。『ハニーレモンソーダ』(21)よりFtoMのトランスジェンダー役を演じたラブストーリー『フタリノセカイ』(21)で映画初主演。当事者である飯塚花笑監督のもとシスジェンダーの女性(片山友希)と恋に落ち、“どうしても子どもを持ちたい”と願う真也役を演じて第32回日本映画批評家大賞の新人男優賞(南俊子賞)を受賞する。『フタリノセカイ』より最近は地上派ドラマのほかにも、WOWOWの「杉咲花の撮休」や「ああ、ラブホテルー秘密ー『狐と狸』」といったオムニバスドラマでも活躍。「杉咲花の撮休」では“杉咲花”と6年交際・同棲した恋人役を演じたが、自然体の演技を披露している。奇しくもこの2作はカメラマンの役。趣味の「写真撮影」が活かされ、カメラを構える姿も様になっている。その一方で、「私が撮りたかった俳優展 001」の1人として、注目の写真家・井崎竜太朗から“撮りたい俳優”にも選ばれている。『春に散る』説得力のあるチャンピオン役に『春に散る』メイキング佐藤浩市と横浜流星がW主演、不公平な判定で人生が変わった元ボクサーと若きボクサーの再起を描いた本作で、坂東さんは横浜さん演じる黒木翔吾の前に最初に立ちはだかる現チャンピオン・大塚俊役を演じている。スマートボクシング(考えるボクシング)の余裕すら感じさせるチャンピオンは、翔吾に一度倒されてから、泥くさく奮起する。身体表現が巧くプロライセンスも取得した横浜さんとの対戦に挑む、坂東さんの“本気”は必見だ。『バカ塗りの娘』明るく柔らかい兄に通称“バカ塗り”と言われるほど、手間暇のかかる津軽塗の職人を目指す美也子(堀田真由)と職人の父・清史郎(小林薫)を描く物語で、坂東さんは美也子の兄・ユウ役に。家業は継がずに美容師となり、パートナーである花屋の尚人(宮田俊哉)との未来を思い、明るくおおらか。美也子が津軽塗の道へ一歩踏み込むよう勇気を与える存在である。念願のタッグだった鶴岡慧子監督にゆだね「すごく信頼を置いていた」と言い、「純粋に『尚人と一緒に生きていきたい』気持ちを大事に、自然体で演じられたらとやっていました」とふり返っている。カンヌで上映、北野武監督『首』第76回カンヌ国際映画祭にてワールドプレミアされ、上映後は5分間のスタンディングオベーションが巻き起こった映画『首』。北野監督自らが羽柴秀吉を、明智光秀を西島秀俊が演じるほか、加瀬亮、浅野忠信、大森南朋ら日本を代表する超一級キャストに加わる!さらに、主演舞台「う蝕」の上演(24年2月-3月)も発表されたばかり、5年ぶり2度目の舞台に挑む。ドラマでの坂東さんを知ったなら、ぜひスクリーンや舞台でもその輝きを感じてみてほしい。『春に散る』『バカ塗りの娘』は全国にて公開中。『首』は11月23日(木・祝)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:春に散る 2023年8月25日より全国にて公開©2023映画『春に散る』製作委員会首 2023年11月23日より全国にて公開ⓒ2023KADOKAWA ⓒT.N GON Co.,Ltdバカ塗りの娘 2023年9月1日より全国にて公開※青森県先行あり(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年09月11日映画『春に散る』(8月25日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が5日に都内で行われ、佐藤浩市、横浜流星、片岡鶴太郎、坂東龍汰、松浦慎一郎が登場した。同作は沢木耕太郎氏による同名小説の実写化作。不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤浩市)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜流星)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えて欲しいと懇願し、2人は世界チャンピオンを共に目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく。○横浜流星と坂東龍汰のボクシングシーンを見守る佐藤浩市作中でボクサーの大塚役の坂東、中西役の窪田正孝とも試合があったという横浜は「撮影前から顔合わせて練習を重ねていました。松浦さんがいろいろ型を作ってくださるんですけど、ボクシングの練習を重ねていくにつれてお互い役になっていくので、松浦さんが作った型から『翔吾だったらこう動きたい』『大塚だったらこう動きたい』というのは、コミュニケーションを重ねてみんなで作っていきました」と振り返る。その姿を見ていたという佐藤は、「スパーリングのところは2人ともヘッドギアをつけてるんで、けっこう当たってるんですよね。俺とか鶴さんとかコーナーで見てるんだけど『ちょっとやばいね』という感じで。『触れてるな、頭』みたいな風に見てました。坂東、危なかったよなあ」と語りかける。坂東は「本当に、目が怖いんですよ。肉体もなんですけど、流星くんは目がキラッて入る瞬間があって、怖かったです」と苦笑。横浜は「当てあってましたよ。恨みっこなしですよ、役なんで」と言いつつ、「でも坂東くんだったから当ててできたいうのはやっぱりありますよね。ボクシングも経験してるし、本当に初心者だったらこちらも躊躇しちゃうし、信頼関係で成り立つものだなと思います」と感謝ししていた。今回演じた大塚について、坂東は「東洋チャンピオンのベルトを持っているという役柄だったので、その前に高校ボクシングのドラマでちょっとやってたんですけど、体も全部見えますし、流星くんと戦わなくてはいけないというので、ボクシングにとことん嘘がないように練習するというところから入りました。松浦さんにお世話になりながら強くしてもらいました」と明かす。横浜が「練習の日が重なったりして、体とかも一緒に鏡見ながら、『いいじゃん』みたいなことやってたよね」と言うと、坂東も「『背中いいな』『胸いいな』とか」と同意。さらに横浜が「坂東くんは特に変わっていきましたよね」と褒めると、坂東は「たしかに最初は全然ウェイトとかやってなかったので、やり始めて(変わった)。流星くんはもう、初めて会った時からバッキバキなんです。常に多分バキバキなんでしょうね、日常から」と語った。
2023年09月05日