噂の来日公演が再び実現、妄想の紳士たちの正体とは!?
人が本気出してフルパワーで演じているところが、観ていて気持ちいいんじゃないかな」(平野伯)
「試合みたいな舞台だよね。前回の最初の通し稽古で、あまりにも大変すぎて全員瞳孔が開いて酸欠になっていました(笑)。今回もそうなるんじゃないですかね」(宮下伯)
シンプルな舞台上、俳優陣が次々に繰り出す全身を駆使した表現によって、観客のイマジネーションが刺激される。その場にいる全員が“妄想の共犯者”となって劇が進行していくスタイルは、西田の舞台作りの真骨頂だ。演劇の原点ともいえる面白さが注目され、第1回来日公演は連日大盛況。あまりの反響に「DVDで残したかった。まさかこんなに話題になるとは思わなかったから」とうなずき合う3人だが、すぐさま、「だけどムッシュ・モウソワールほど、生で観たほうがいい舞台はないと思います!」と頼もしく宣言した。
「妄想がただの妄想で終わらず、現実社会にも影響してくるんです。
現実の自分がその妄想を経たことで、成長していく。ただ楽しいだけで終わるのではなく、今回もそんなことを感じとれる作品にしなきゃいけないなと思っています」(オラキオ伯)
「シャトナー伯はものすごい少年なんです(笑)。