ミュージカル『ミス・サイゴン』製作発表より
ミュージカル『ミス・サイゴン』の製作発表が6月20日、都内で行われた。『レ・ミゼラブル』のクリエイティブチームが、ベトナム戦争を背景に“究極の愛”を描き出し、世界的に大ヒットしている作品。出演は市村正親、駒田一、ダイアモンド☆ユカイら。
ミュージカル『ミス・サイゴン』チケット情報
日本では1992年の初演以降、通算1368回上演されているが、混乱のサイゴンでアメリカン・ドリームを追い求めしたたかに生きるフランス系ベトナム人・エンジニア役を日本初演からずっと演じているのが、市村正親。複数キャストで交互出演するシステムだが、800回以上エンジニアとして舞台に立っている“ミスター・サイゴン”だ。だが市村は2014年の前回公演時、5回演じたのみで胃がん闘病を発表し、降板。今回はそのリベンジ出演になるが「前回は胃がんでしたが、今回はガンガン行きますよ!」と軽口を叩き、絶好調っぷりをアピール。
同時に市村は、今回がエンジニアとしてのファイナルステージとなることを発表。
「25年前のこの作品のオーディションの時、劇団四季を辞めたばかりで、この役を勝ち得ないと今後の舞台生活はないと必死な思いで受けた。