大和悠河撮影:福家信哉
2014年に宝塚歌劇100周年を祝い制作された、宝塚歌劇OGバージョン、オール女性キャストによるブロードウェイミュージカル『シカゴ』が、再演される。主役のひとり、ロキシーを演じる大和悠河に作品への思いを聞いた。
ブロードウェイミュージカル「シカゴ」宝塚歌劇OGバージョンチケット情報
稽古では、ブロードウェイから来たスタッフに「がむしゃらにやってはダメ。もっと、クールにスタイリッシュに」と指示されるという。「稽古をしているとどうしても燃えて熱くなってしまう(笑)。前回よりもさりげないカッコ良さが出たロキシーが目標ですね」
1920年代のシカゴを舞台に、殺人の罪を犯したヴェルマとロキシーが刑務所で出会い、様々な策を巡らせ、無罪を勝ち取りショービジネス界でスターになっていく物語。女を武器に、男性やマスコミを踏み台にしてのし上がるロキシーは、色っぽくて魅力的だ。「ふたつ道があるとしたら、どちらを選ぶべきか、本能的にかぎ分けられる。
ロキシーは、とにかく自分の心に正直でピュアな人。私も宝塚の男役に憧れてこの世界に入り、夢を叶えたので、彼女のスターへの思いは共感できますね。