写真:源 賀津己
クラシックのコンサートやイベントなどの情報を初心者にも解りやすく紹介するフリーペーパー『ぴあクラシック』。最新号の巻頭特集では、現在公開中の映画『オケ老人』で主演をつとめる女優・杏のインタビューを紹介。
映画『オケ老人』は、元々ヴァイオリンの演奏が好きだった数学教師・小山千鶴(杏)が、ちょっとした勘違いからお年寄りだらけのアマチュア・オーケストラに入団してしまうというドタバタ奮闘劇だ。
「楽器に触れた経験もなく、クラシック音楽に詳しいわけでもなかった」という杏だが、無印良品の店内BGM(世界の音楽を巡るシリーズ)のケルト系の音楽がお気に入りで、モデルの仕事でフランスやイタリアを訪れた際に現地の音楽にも触れるなど、クラシック音楽への興味自体はあったという。
本作ではヴァイオリンと指揮に初挑戦。クランクインの半年前からヴァイオリンと指揮の練習を開始して、演奏シーンもプロの演奏家の指導のもとで妥協せずこだわり抜いたという。最初はへたくそでも目標にたどりつくことの喜び、実際に指揮棒や楽器に触れたことで変わった音楽に対する接し方など、どのように本作と、そしてクラシック音楽と向き合っていったのか。