、未来(カムカムミニキーナ)が揃った。
俳優でありながら、団体の主宰として公演を打つ立場になった結城洋平。「面白いものを作りたいんです。この場所でどういうことをしたら面白いかを考えています」という気持ちで舞台に臨んでいる。俳優自ら舞台の企画を立てることについて、結城が「どうやって企画を決めているんですか?」と訪ねた先は、ベッド&メイキングスの富岡晃一郎。“俳優”としても“俳優兼劇団主宰”という立場においても、結城の先輩にあたる。
富岡は「役者だけど、キャスティングやチラシのビジュアルを考えたり、企画を立てるのは面白い」と答える。「その時にやりたいと思っている事を、演出家や制作に提案します。
例えば次回の3月の公演では、今までずっと大人数の舞台が続いたからとにかく人数が少ない舞台がやりたいと提案して、過去最小の6人芝居をやることになりました。」(富岡)
結城も大きく頷く。「俳優も、企画も、両方とも楽しいですよね。役者だけの場合は、こういう作品を作りたいという目標に従っていくことが面白い。でも自分で企画をやるとなると、自分で決めないといけない部分がある。それもすごく楽しいです。とくに結城企画は、僕以外に決まったメンバーがいないので、毎回違う方と作品が創れるのも魅力ですね。」