和楽器だけでできるということに興味がありました」と明かした。
続いてふたりが再共演した本シリーズ第2弾「Relic ~tale of the last ninja」(2016年)の製作秘話に。吉田が音楽監督として「今までにないことを絶対やりたい」と藤沢に提案したことや、「戦闘シーンで三味線がジャンジャカ弾けるのが嬉しかった」と振り返る。今作で再びタッグを組むことについて藤沢は「お互いそれぞれの場所で成長しているので、また違うぶつかり方がしてみたいなと思って。前作は戦闘シーンがたくさんあったんですけど、今作はどちらかというと情緒的なところがある。良さん(=吉田)の作品って心情に訴えるものがあるので、今回はそんな一面を前に出したい」。吉田は「今作の時代に三味線はまだないんですよね。琵琶の時代なので、その難しさを言ったら(藤沢は)『がんばってね』って(笑)。
でも僕の得意としている津軽三味線でメロディアスなところを入れていこうかな」と構想を語った。その後もさまざまな話題で盛り上がり、終盤には吉田による津軽三味線の熱い生演奏も!『彩雲』を披露し感動の拍手が沸き上がった。
藤沢「今回お見せしいたいのは超絶技巧。