しかも毎年レべルアップしているとか。
「MYベースを買って練習している光枝(明彦)さんも、最初は片手でしか弾けないと言っていたキーボードの初風(諄)さんも格段の進歩ですよ。続けると着実に上達していくのが自分でもわかるから、皆さん楽しんで練習されていますし、毎年ハードルを上げることでレベルアップしていくのを感じて、私もすごく楽しくて。このメンバーでは(モト)冬樹さんも私も若手なので、疲れたなんて言っていられません(笑)」
地方公演の際に近くの高齢者施設を訪れたり、地元のコーラスグループに舞台に出てもらったりと、地域との交流にも積極的な中尾。明治座公演にも、日替わりでアマチュアのコーラスグループが出演する。「単に趣味でやるのもいいですけれど、その成果を人に見てもらうのは素敵なこと。気持ちに張りが出ますよ」と話す中尾は、人生の先輩たちの特技を生かしてショウを創ろうと奮闘する矢沢マリ子の姿と重なる。
「やりがいや自分が必要とされていると実感することって、人間にとって大事ですよね。
私の健康の秘訣も働くこと。ジャンルを問わず、現役で居続けたいなと思います。この『ザ・デイサービス・ショウ2017』を観ていただければ、いくつになっても楽しめることはあるんだと思っていただけるはず。