そのせいで歌を封印してしまったほど。でも紆余曲折を経て、今は自分に正直に生きることの素晴らしさを人一倍感じています。そのことを本作を通じて多くの人に伝えたいと思った。セクシャリティを超えてね」。使用される楽曲には、ミュージカルやシャンソン、歌謡曲などさまざまなジャンルからの名曲に加え、自ら作詞を手掛けたオリジナルソングも。中でも最愛の母への想いをつづった『ピンクのポーチ』と、みなぎるパフォーマー魂を英語とラップで表現したタイトルソングが出色だ。「脚本と音楽はミュージカルのかなめだから、本番に向けてできる限りブラッシュアップしていくつもり。あと大事なのは熱量かな。
お客様を緊張させないように程よく力を抜きつつ、熱く、楽しいステージをお届けしたいですね」
自称「大器“超”晩成」型のカプチーノは、地元ニューヨークでは“キャバレー・スター”としての認知度が右肩上がり。その勢いのまま、自身最大規模の会場東京・TOKYO FM ホールでのパフォーマンスに挑む。「僕のショーを観たことがない人にとっては、“トシ・カプチーノなんぼのもんじゃい”って感じでしょうね。でも、だまされたと思って観に来てほしい。“えっ、思った以上にやるじゃん!”とビックリするはずだから(笑)」。公演は2018年1月19日(金)から21日(日)まで。チケット発売中。
取材・文=兵藤あおみ
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