新生ラ・フォル・ジュルネTOKYO2018のテーマは「モンド・ヌーヴォー 新しい世界へ」。政変や圧政を逃れてなかば強制的に、またはさまざまな理由から自らの意思で、祖国を離れ、異国へ渡った作曲家は多い。ラフマニノフ、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、バルトーク、シェーンベルク、クルト・ヴァイル、あるいは19世紀のショパン。「亡命」と「移住」をめぐり、異文化との接触から生まれた彼らの音楽に光を当てる。2018年5月3日(木・祝)~5日(土・祝)の3日間に、両会場併せて約400公演(無料公演を含む)が予定されている。
取材・文:宮本明