くらし情報『読響の新常任指揮者は、和食を愛するドイツ紳士』

読響の新常任指揮者は、和食を愛するドイツ紳士

この日知らされた一部曲目は、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブルックナー、ブラームス、マーラー、R・シュトラウスなどのドイツ音楽が並ぶ。「彼を紹介することは自分の使命と考えている」という夭折の作曲家ハンス・ロットの名前もあるが、今後加わる協奏曲のソリストの人選などとともに、「もう少し時間がほしい。ドイツ音楽以外も含めて、さらに色とりどりになる可能性もある」という。10月上旬に予定されている詳細発表を待ちたい。将来的にはフランクフルト歌劇場とのコラボレーションなども視野にあるようだから楽しみ。

ヴァイグレは1961年ベルリン生まれ。ベルリン国立歌劇場のホルン奏者としてキャリアをスタートし、バレンボイムの勧めで1990年代から指揮者に転身した。現在音楽総監督を務めるフランクフルト歌劇場がオペラ専門誌『オーパンヴェルト』の「年間最優秀歌劇場」に選ばれるなど、その手腕が高く評価されている。
1980年代にホルン奏者として初来日。以来、今回が21度目の来日というが、いつも1番楽しみにしているのは和食だそうで、「世界一の料理」と語る。記者たちの質問にひとつひとつ丁寧に答える。そこに垣間見える誠実な人柄にも、過去の客演ですでに楽団員から厚い信頼を得ているという理由の一端がうかがえる。

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