『水戸黄門』が封印されるくらいの覚悟です!」と気合も十分。そこには関西の特異性も関係する。
「今の時代はお客様の期待度も大きいと思うので、“めちゃめちゃおもろかった”って言ってもらえるようなものを作ろうと思います。特に新歌舞伎座のお客様は目が肥えていらっしゃるので。また、ふざけたシーンの後にすぐ真面目な場面に戻っても、切り替えが早く、すぐついてきてくださる。この切り替えの早さはすごいなって、いつも思います。いろんな意味でお客様から教えていただくことも多いですね」。
エンタテインメントとは「会話が増えること」だと話す。
「“あの時、一緒に行って、こうやったな、ああやったな”って、舞台が終わってからの会話が1年、3年、5年…10年、20年と続くものがエンターテイメントだと思っています。劇場で笑う、笑顔になる。それを今回の『水戸黄門』でもできたらいいなと思います」。モノマネが盛りだくさんの第二部も併せて、「コロッケはやっぱり面白いと言っていただけるものをお届けできたら。大阪は笑いの本場。ここで認めていただけたら全国どこへ行っても大丈夫だという確信が僕の中にあるんです。ただやればいいという気持ちではすぐ見透かされてしまうのと、次に劇場に足を運んでもらえないという怖さが正直あります。