」(ありさ)、「5年経って、若いふたりが今のサーカスを引っ張ろうとしてくれているのを、すごく頼もしく感じます。親子世代でつながりが出来て、初めてこの4人のサウンドがこのアルバムに詰まったかなと」(高)。年齢差は約30歳だが、「そのジェネレーションギャップをすごく楽しんでいます」(吉村)。
「年齢の離れている良さを、思う存分発揮したい」(高)と臨むコンサートでは、アルバム収録曲を中心に披露。また、サーカスの最初のメンバー、卯月節子、正子と高の弟・央介と原順子(後に央介と結婚)もゲストで参加し、7名でハーモニーを奏でるコーナーも。現メンバーの4人をメインに、懐かしいの曲をメドレーで贈るなど、昔からのファンにはたまらない特別企画だ。「今回初めて一緒に歌うことが出来るので、とてもとても楽しみです」(吉村)。
子供の頃から母と共に楽しんできたハーモニーを愛し、「40年間、1度も止めようと思ったことはなかった」(正子)。
その美しいハーモニーは健在だ。「都会的な感じはするけど、でも癒される」と、サーカス流のポップスは今、若い世代からも注目されている。「若い世代の方は、サーカスをご存じない方もたくさんいらっしゃると思うので、アルバムと共に、これまでとこれからのサーカスを知っていただき、長く歌い続けたいと思っています」(正子)。