くらし情報『吉弥、春蝶、かい枝、3人3様で魅せる『くしかつの会』』

吉弥、春蝶、かい枝、3人3様で魅せる『くしかつの会』

『くしかつの会』は前座さんがいなくて、3人だけしか出ません。順番も当日抽選で決めるので、そういう意味での恐怖感がありますし、他のふたりがどんな感じでやるのか、ちょっとヒリヒリするような緊張感もありますね」と、自身にとって特別な会であることを語る。

今年は吉弥が『不動坊』、春蝶が『約束の海 エルトゥールル号物語』、かい枝が『どうらんの幸助』を口演する。ネタ選びについては「今回は、あほらしい噺というか、冬の風情と、“ハメモノ”(鳴り物)が入って、という大阪らしいネタじゃないかなと思って、それを皆さんと共有したいなと選びました」と吉弥。一方のかい枝は「『どうらんの幸助』は笑いが多い噺で、落語としては本当によくできている」と自身のネタについて語り、「春蝶さんの『エルトゥールル号物語』がしんみりするような“情”の噺で、吉弥さんはハメモノが入った風情のある噺なので、私はワーッと笑っていただく感じに持っていけたらなぁと思っております。3人それぞれ、違った味わいを楽しんでいただけるんじゃないかなと思います」と、3人3様のネタであることをアピール。

「今後の上方落語を引っ張っていけるような存在になりたい」

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