くらし情報『舞台『タイトル、拒絶』山田佳奈「次の一歩目に向けての作品に」』

舞台『タイトル、拒絶』山田佳奈「次の一歩目に向けての作品に」

舞台『タイトル、拒絶』山田佳奈「次の一歩目に向けての作品に」

山田佳奈が主宰する「□字ック」の第十四回本公演 旗揚げ10周年企画『タイトル、拒絶』が2021年2月に上演される。脚本・演出の山田に話を聞いた。

『タイトル、拒絶』は、2013年に□字ック第六回本公演として初演し、2019年には映画化(2020年11月公開/脚本・監督:山田佳奈、主演:伊藤沙莉)もされた劇団前期代表作だが、旗揚げ10周年企画に本作を選んだ理由を山田は「『タイトル、拒絶』は自分にとって転換期となった作品で。評価もしていただけたし、“エンターテインメント”というものは誰かの人生を一瞬でも変えられる力を持っているんだということを経験した作品になりました。それでそのときに、この作品は大事に温めておこうと思ったんです。それから7年経って、今私は映画監督と演劇の両軸で活動していますが、今回その『タイトル、拒絶』を映画化することになり、公開がちょうど劇団10周年のタイミングだとわかり、演劇でもこの大事な作品をやるべきなんじゃないかと思いました。同じ作品を“映画”と“演劇”という視点で見られる機会をつくりたかった。なぜならそれは自分にしかできないことだと思うから」と語る。


デリヘルの事務所を舞台に、セックスワーカーとして生活をする女性たちがあらがえないものに向かって進んでいく姿を描いた本作。

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