ポジティブになれる“マンマ・ミーア!(なんてこった)”
エーゲ海に浮かぶ小島を舞台に、1970年代を代表するポップグループ“ABBA”のナンバーにのせて母娘の絆や友情を描くミュージカル『マンマ・ミーア!』。主人公ドナの娘・ソフィ役を演じるひとり、若奈まりえに舞台の見どころや、コロナ禍で舞台に立つ心境などを聞いた。
「この作品は誰にでも共感できる身近な物語で、至るところに小さな“マンマ・ミーア!(なんてこった)”な出来事が潜んでいます。一番の魅力は、作品全体にポジティブなエネルギーがあふれているところ。“人生は何度でもやり直すことができる”と、いい意味で開き直ることができます。役者とお客様が一体となってそんな想いや空間を共有できるのが舞台ならではの魅力。役者もパワーをもらえる作品です」
2011年から16年まで、リサ役で本作に出演。その後、『リトルマーメイド』のアリエル役等を経て、ソフィ役で出演した彼女。
「最初、ソフィの候補にもなったのですがチャンスをつかめず、親友役で出演することに。ですから念願の役でした。舞台はソフィが歌う『夢があるから(I Have A Dream)』で始まって同じ曲で終わるのですが、私にとっても、まさに“I have a dream”。