濱田めぐみ「今、意味がある作品」『アリージャンス』開幕
撮影:石阪大輔
第二次世界大戦下のアメリカで強制収容所に入れられた日系家族の実話を元にしたミュージカル『アリージャンス~忠誠~』のが3月12日に開幕、それにさきがけ囲み取材と公開ゲネプロが行われ、取材には濱田めぐみ、海宝直人、渡辺徹が出席した。
本作は、ブロードウェイにて上演され、アジア系ミュージカルの革新的な作品のひとつとして高く評価された作品で、今回が日本キャストでの初上演。演出はブロードウェイ同様、スタフォード・アリマが手掛ける。
そんな本作について「この作品のテーマは今の時代に意味があるものだと思っているので、大切にひと公演ひと公演演じていきたいです」と話した濱田。「私も予期せぬ合致でしたが、この作品が持っているメッセージやテーマが、今を生きている我々とリンクするところがある。あなたはいったい何者ですか?あなたは何ですか?あなたは何に忠誠(=アリージャンス)を誓いますか?と、問われている気がするんです。お客様が作品をご覧になったときに、自分に対してどんな問題提起をされて、何を見直すきっかけになるのか、すごく興味がありますし、そういうメッセージが届けられるといいなと思っています」