フェスタサマーミューザ19日間全20公演 全てを完奏!オンライン鑑賞は8月末まで
ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)と川崎市が2005年より毎年開催しているクラシック音楽祭「フェスタサマーミューザ KAWASAKI」は、8月9日(月・振休)の東京交響楽団フィナーレコンサートをもって閉幕した。当初は全座席を使用予定だったが、8月2日の緊急事態宣言以降は、客席の収容人数を50%に制限して開催し、19日間20公演でのべ1万7000人を超えるお客様が来場。また、昨年に引き続きインターネットによる映像配信を実施し、全国の皆様に本音楽祭を届けた。
川崎市フランチャイズオーケストラ東京交響楽団をはじめとした首都圏のオーケストラ、さらに地方都市からオーケストラ・アンサンブル金沢(石川県)、京都市交響楽団(京都府)も参加し、連日のオーケストラの競演に大いに沸き立った。このほか市内2つの音楽大学や、多彩なジャンルの公演も華を添えた。
最終日の「東京交響楽団フィナーレコンサート」では、川崎市内の特別支援学校の生徒たちと日英の音楽家が協働して作曲した「かわさき組曲」が世界初演され、大きな感動を呼んだ。
昨年に引き続き実施したコンサートの映像配信は、会場に行かなければ味わえないものであったコンサートの体験を身近なものにした。