くらし情報『奇跡の公演から半年ぶりの来日!10月は名匠ラザレフ×日本フィル』

奇跡の公演から半年ぶりの来日!10月は名匠ラザレフ×日本フィル

サントリーホールでの東京定期演奏会は、大好評の日本フィル&ラザレフによるショスタコーヴィチ。今回はお客様からの要望も多かった交響曲第10番を満を持して取り上げる。かのカラヤンがレパートリーとした唯一のショスタコーヴィチ作品であり、純粋なオーケストラ作品としての評価は非常に高く、20世紀が産んだ傑作中の傑作といってよいだろう。ラザレフ自身もこの10番を演奏できるなら、また苦難の来日となろうとも必ず来る、と約束するほど熱が入っている。前半にはショスタコーヴィチの師(グラズノフ)の師であるリムスキー=コルサコフの音楽を取り上げる。《金鶏》はオーケストレーションの大家ならではの極彩色の絢爛豪華な音楽が特徴で、15分あまりのピアノ協奏曲は、少し「和」のテイストすら感じられる独特な雰囲気を纏った佳作。卓越したテクニックと音色の豊かさが魅力のピアニスト福間洸太朗にまさにうってつけの秘曲だ。これを聴き逃すわけにはいかないだろう。
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