くらし情報『近藤芳正「舞台から1回離れてみようと思った」 一人芝居『ナイフ』開幕への思い』

2021年11月12日 16:28

近藤芳正「舞台から1回離れてみようと思った」 一人芝居『ナイフ』開幕への思い

僕はどうしようと考えた時に、舞台から1回離れてみようと思った。稽古したものがなくなるというのは精神的にきついから」と話す。

俳優として、その決断は怖くなかったのかと尋ねると、近藤は即座に「怖くはなかったです。こだわっていたものが一気になくなった」と話す。「これまで仕事=(イコール)自分の評価だと思っていたけれど、仕事は仕事で、生きていくうちの一部。愛情を育てるとか、友情を育てるというところが僕は欠けていたので、そこを一生懸命修復しているところ」とも。人生観が変わった様子を語った。

ただ、本作は自身が持ち込んだ企画ということもあり、「これだけは絶対やろうと思っています」と意思は強い。


重松清とは以前から交流があったという近藤は、重松作品が大好きだといい、「本当は弱いくせに、何か強がりたい。そういう人間が描かれていて、非常に惹かれる」と、その魅力を話す。「弱者の味方でいてくれて、そして、どこか少年のような心を持っていて。読んでいると、自分の子どもの頃を思い出せるんですよね」。□字ロックの山田佳奈が脚本・演出、大石めぐみがフィジカルコーチを務めるなど、信頼のおけるメンバーとともに作り上げる一人芝居。

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