くらし情報『谷昂登が挑む夢の続き 3月に音コン受賞者演奏会』

谷昂登が挑む夢の続き 3月に音コン受賞者演奏会

「リストの協奏曲は2曲とも、自由な形式、新しい形式に挑んでいる作品だと思います。オーケストラとのアンサンブルがすごく濃密で、曲の出だしからそうですけど、オーケストラの中のピアノといってもいいぐらいのところがたくさんあります。そういう部分でオーケストラの各楽器に合った音色を求めていくのはとても勉強になると思って選びました。コンクールの3次予選で選んだリストのピアノ・ソナタとも共通点が見えて、ソナタを深めることにもつながるとと思っています」
リストのピアノ作品はつい超絶技巧に注目しがちだが、それを超える音楽性を表現したいという。
「どう音楽的に弾くかということは常に考えています。リストのソナタも、調べてみるとゲーテの作品など文学が関係していて、テクニックで魅せるだけではない、もっと深い部分で音楽が作られていることがわかってきます」
自分の演奏の特長も、その音楽性の表現、歌ごころにこそあると言い切る。
「音楽は歌から始まっています。今の自分ができているかどうかわかりませんが、歌うことを忘れないことで、より人の心に寄り添える音楽が作れるのではないかと思います。
それはずっと目指していることです」

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