成河「完成形が想像できない面白み」ミュージカル『EDGESーエッジズー』出演
「一つの作品や役を立ち上げていくことに比べて、よっぽど大変ということではないんです。ただ正直、個人的には企画としては素晴らしいと思うんですけど、問題点や課題点はいろいろ見つかって。楽しんでいただいた方は多いと思うんですけど、ソングサイクル自体、まだ“好きな人だけくればいい”という域を出ない気がしていて。もう少し新しいアイディアがないと日本では難しい気がする。よかったところは、僕自身ちょっと歌がうまくなったことかな(笑)」。
今回は成河ほか、屋良朝幸、植木豪、草間リチャード敬太、豊原江理佳、ダンドイ舞莉花らが出演。成河は「それぞれの畑で耕してきたものを持ち寄って、みんなで鍋を作る感覚」と印象を語り、「皆それぞれ畑が違うけれども、積極的に物を作っていくぞという感性を感じ取れて。作っては壊し、作っては壊し、という過程を一緒に楽しめる気がしますね」。
観客へのメッセージを尋ねると、「ソングサイクルが美味しいかまずいか、好きか嫌いかマジで分からないです。けど、そういうことは一回忘れてもらって。僕らが本気で喋ったり歌ったりして『大人になるとはどういうことか』を見つめている姿を見て、何かが伝わる時間になっていけばいいなと思っています」