東西の歌舞伎俳優による「船乗り込み」が3年ぶりに開催!
7月3日(日)に初日を迎える関西・歌舞伎を愛する会 第三十回『七月大歌舞伎』。6月29日には、開催に先駆けて3年ぶりに「船乗り込み」が行われ、中村鴈治郎、中村扇雀、片岡孝太郎、松本幸四郎、中村勘九郎、中村七之助をはじめ、東西の人気俳優が船上より笑顔で手を振り、『七月大歌舞伎』の開催をPRした。
「七月大歌舞伎」チケット情報
「船乗り込み」は、江戸時代より続く歌舞伎行事で、1979(昭和54)年に55年ぶりに復活。以来、夏の大歌舞伎の始まりを告げる行事として毎年、賑々しく行われていたが、近年はコロナ禍の影響で開催が叶わずにいた。今年は感染予防対策の徹底のため、一部形式を変更し「乗船時~戎橋口上まで」と「舞台での式典」がオンラインでも生配信された。
真っ青な空の下、俳優たちを乗せた二艘の船が戎橋に到着すると、居合わせたギャラリーから温かな拍手が送られた。口上で配役と出演者が発表されると船上の俳優たちが立ち上がって会釈をしたり、手を振ったりしてご挨拶を。そのたびに大きな拍手が沸き起った。
最後には真っ白の紙吹雪が勢いよく空に舞い、華々しく『七月大歌舞伎』と夏の始まりを告げた。
大阪松竹座では式典も行われ、「船乗り込み」