また絶滅せずに生き残った貴重な生き物が生体展示されているのも見どころのひとつ。会場内では、ここでしか販売されていないオリジナルグッズもたくさんあるので、おみやげ選びも楽しみだ。
今回の展覧会にあたり『わけあって絶滅しました。』シリーズの著者で、本展の監修を務める丸山貴史氏は、「屋外で遊ぶのもいいですけど、たまには涼しい屋内で展示を楽しむのもいいんじゃないですかね。広い会場なので、古生代から中生代、そして新生代と時代の流れに沿って展示されているので、地球のメンバーの移り変わりが分かりやすいと思います。展示にストーリーみたいなものはありませんが、最後のあたりは「人間が絶滅させた生き物」→「わけあって生きのびた生き物」→「いままさに絶滅しそうな生き物」という流れになっているので、会場を出るときになんとなく心に残るものがあればいいなと思っています。でも、やはりメインはお勉強ではなくて、夏休みの一日を楽しい思い出にしてもらいたいですね」とコメント。
この夏は大阪南港の涼しい会場内で、本の世界を飛び出した等身大の絶滅動物たちに会いに行ってみてはいかが。
取材・文・撮影/滝野利喜雄
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