新国立劇場ラインアップ発表! バレエは歴代芸術監督へのオマージュ作品が並ぶ
と若き才能への期待を口にする。
年末から年始にかけては「くるみ割り人形」を上演。先述のように「ニューイヤー・バレエ」がなくなった分、ダンサーたちの身体的な負担が軽減される一方で、公演数自体は増やしている。
続く「ホフマン物語」は、前芸術監督の大原永子が女性のメインロールを全て踊ったことがあるという演目であり、吉田芸術監督は「大原先生にまた来日していただいて、ダンサーたちに喝を入れていただけたら」と大原に指導を依頼する考えを明かした。
さらに4月から5月にかけて上演の「ラ・バヤデール」は、2021年に亡くなった元芸術監督の牧阿佐美が2000年に新国立劇場で改訂振付第1作として新制作された作品であり、吉田芸術監督は「古典バレエの様式美を堪能できる作品」と語る。
6月にはデヴィッド・ピントレー元芸術監督が新国立劇場のために振り付けたオリジナル作品『アラジン』を再演するが、吉田芸術監督は「振付家により直接の指導は、ダンサーたちの成長につながり刺激になる」とピントレー氏の来日を熱望した。また森山開次が子どもから大人まで楽しめるプログラムとして制作した「NINJA」を中劇場用にスケールアップさせた「新版・NINJA」