初期に描かれた復元図と研究が進んだ現在の違いを見比べることができる。
「200年の間で研究が進んで、変わっていく姿を見せていただいて、すごく興味深かったです。“変化”を楽しめるのが素敵です」
このほか、パレオアートの巨匠チャールズ・R・ナイトの「白亜紀-モンタナ」やベンジャミン・ウォーターハウス・ホーキンズが描いた「ジュラ紀初期の海棲爬虫類」などが気に入ったという。特に後者は海棲爬虫類好きな南の心を捉えたようで「甘いトーンなのに不気味な感じがいいですね。私の大好きなモササウルスのような…“何か”がいて、ロマンを感じました」と語る。
小さい頃から恐竜や動物の図鑑に慣れ親しんできたという南だが、今回の展示にちなんでいま、自分で好きな図鑑を作るならどんな図鑑を作るか?
「大好きなマカロンの図鑑ですかね。あとは、逆に『身体に悪い食べ物図鑑』とかほしいかな(笑)」
「恐竜図鑑-失われた世界の想像/創造」は3月4日(土)より兵庫県立美術館にて、5月31日(水)より上野の森美術館にて開催。取材・文:黒豆直樹
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