母の日に捧げる一晩限りの音楽の宴で、母子の大切な思い出を
と絶賛。彼の弾き語り公演にも足を運び、「削ぎ落とされた圧倒的な声の力で、まさに“歌うたい”の素晴らしさを味わいました」と絶賛。
また、エッセイストとして活躍する内田は「昨年は散文を書きおろし、朗読をしました」。今年も同様の趣向があると思われ、内田の言葉が紡ぐ世界にも注目したい。自身も音楽と文芸という「違う畑の人間が出会って何かを創り出す面白さもあって、普通のコンサートとはかなり雰囲気が違う、特別な場所になっているのではないか」と期待しているそう。
ちなみに2018年に亡くなった母・樹木希林との母の日の思い出は、子どもの頃に手書きのメッセージカードを作ったことだそう。女優として多忙な樹木には直接渡せず、机の上に置いておいたという。「最低限の物しか手元に置かない人だった」樹木がずっと大事にとっていたそうで、やはり娘からのメッセージはとても嬉しく大切な宝物だったのだろう。
内田と森山は、演奏の合間のトークタイムでこういった話題にふれる機会も。「お母さんに対する想いを伺う機会は、あまりないですよね。アーティストさんの素顔が垣間見られる、このコンサートの醍醐味ではないでしょうか。いらしてくださった皆さんにとっても、魅力的な音と共に自分の歩いてきた道のりを振り返るような親密な時間になるのでは。