そのイメージがこれと合うんじゃないかと。実際出来るかどうかはわかりませんが、みんなでこうやって無駄な実験をしながら(笑)、夢を見ている最中です」と声を弾ませ構想を語る。
しかし現在、彩の国さいたま芸術劇場は改修工事のため休館中。近藤は「埼玉会館でやるのは初めてですけど、お客さんにもいい劇場だって感じてもらえるような気がするんです。きっと集中して観てもらえるんじゃないかな」と期待を寄せる。
結成27年。メンバーの多様性も含め、やはり学ラン姿の男性ダンスカンパニーは唯一無二の存在だ。「うまさの質がメンバーでそれぞれ違うのかなと思います。
僕たちの尺度の中で、異なるうまさがある。ダンスのダイバーシティというか」と古賀。続けて「コロナ期間中は映像などいろいろなことにもチャレンジしましたが、結局僕ら自体は変わらないなと。もちろん扱う題材はどんどん変わっていきますけど」と語り、近藤も「僕らのことを知らない世代も増えてきましたけど、まずは地道にコンドルズとしての活動を続けていく。それしかないと思っています」と言い切る。
変わらないコンドルズの最新の姿。向かうは彩の国さいたま芸術劇場ではなく浦和の埼玉会館、ぜひお間違いなきよう。