骨じゃない“アート”の恐竜たち、特別展『恐竜図鑑』
本展を企画した神戸芸術工科大学芸術工学教育センター 教授(元兵庫県立美術館学芸員)の岡本弘毅氏は、「恐竜の展示物というと大きな骨格標本や化石がメインだと思われがちだが、今回は化石の脇役として置かれている生体復元図に着目し、太古の恐竜たちがどのように生きて動いていたのかを解き明かす。恐竜が発見されたのは約200年前であり、人類に知られてからの歴史は意外と長くない。その200年間のなかで人々の恐竜のイメージがどのように変わっていったのか、生物学的な知識が増えることによって恐竜の姿がどんどんクリアになっていく変遷を楽しんでほしい」と話す。
日本の現代作家によるマンガやアート作品など、恐竜を「美術の視点」でとらえた展示も面白い。
会期は7月22日(土)まで。会期中は無休。開館時間は平日・午前10時~午後5時、土日祝・午前9時半~午後5時(入場は閉館の30分前まで)。
取材・文:北島あや
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