くらし情報『ミュージカル『スクールオブロック』鴻上尚史「クリエイターとしてやられたと思った」』

ミュージカル『スクールオブロック』鴻上尚史「クリエイターとしてやられたと思った」

と役を分析。その上で「台本に『ロックの本質は完璧にやることじゃない。楽譜通りに歌えばいいってもんじゃない』というようなセリフが出てくるんですね。僕も性格上完璧を求めがちなんですけど、今回はもういいかなと(笑)。とにかく心から叫んでいきます」などと語っていた。

翻訳と演出を手がける鴻上尚史は「僕はこの作品が大好き」という。「個人的に『ツーブロック禁止』とか『リボンの幅は2センチならOK、3センチはダメ』など日本の“ブラック校則”にずっと文句を言い続けているんですけど、この作品はそういう学校の変な真面目さとか意味のない規則をこんなに楽しくキャッチーな曲で笑い飛ばしてぶっ飛ばす。初めて観たときに、クリエイターとしてやられたと思った」と語り、「名作にしないとしょうがない。
頑張ります」。

イベントには、ロザリー役の濱田めぐみ、ネッド役の梶裕貴/太田基裕(Wキャスト)、パティ役のはいだしょうこ/宮澤佐江(Wキャスト)、バンドメンバーの生徒役らも登壇。東京公演は9月18日(月・祝)まで。大阪公演は9月23日(土・祝)~10月1日(日)、新歌舞伎座。

取材・文:五月女菜穂
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