トレンディな青春を描く、熱く爽やかなストーリー登場!
と話す。令和の今の目線からすると、「なんでそうなる?」と突っ込みたくなるような展開やポージングも、「あくまで真剣に芝居をしているからこそ、お客さんにとっては面白い。その微妙なライン見つけるのが一番難しい」と杉江。
それぞれの役柄について、ケンジは「アウトローな部分もありつつ、まっすぐで、熱くて、自分の夢を持っていて、でも恋愛には奥手。いいヤツです」、虹斗は「臆病なところがあって失敗したくないし、嫌な思いをするくらいだったら最初から手を出さない、と恋愛にも消極的」と語り、リアリティのある人間像になっているようだ。
そんな彼らの物語を、「殺陣もダンスも歌もない、芝居だけなのに手に汗握る舞台です。この舞台を観たら、きっと『自分もがんばろう』って背中を押されるはず」と阿部が語れば、「自分の思いをまっすぐ出すことを恥ずかしがってしまう時代だけど、まっすぐ当たって失敗して泥だらけになった姿って、やっぱりかっこいい。この作品でそれを再確認させてもらっています。
作品自体は思いきり楽しんでもらえるものになっていますし、新しい感動があるはず。“トレンディ”って何なのかは言葉で語るのも野暮なので、ぜひ劇場で観てほしい」