と感じたのだとか。
福山は、今回ナビゲーターを務める機会を得て「とても嬉しかった」と笑みを浮かべる。「音声ガイドは作品を目で楽しみながら、その作品の背景などの情報を知ることができる。音声ガイドを全部通して聞くことによって美術展の主催者が展示作品の選定や順番も含めた会場の構成などを通して、ひとつの催しとして何を伝えようとしているのか知ることもできる。楽しみ方は多岐にわたります。それにナビゲーターとしては耳で情報を伝えつつひとつの役回りを演じるわけで、声優にとってとても魅力的なジャンルだと思います」
この展覧会で見られるさまざまな作品を、福山は「『ひまわり』を見るためにだけ来ていただいてもいいし、どういう角度から楽しんでいただいてもいい。今回はゴッホに影響を与えた静物画、ゴッホから影響を受けた画家たちの静物画もありますし、ご自分の中で『これ、好きだな』という1枚を見つけていただければ」と語る。そして「音声ガイドでは、画家の心情なども含めた絵の情報を、鑑賞の邪魔にならないようにお届けするように務めました。
ぜひ音声ガイドも含めて全体の模様を楽しんでいただけたら幸いです」と締めくくった。取材・文:金井まゆみ
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