二人じゃなくて「おひとりさまとおひとりさま」でいたい/誰に見せるでもない爪
それがねじれを生んでいるように感じる。
人と一緒に居るということは、離れようと思えばいつでも離れられる脆さを含んでいる。
それを意識し、相手のために気を遣ったり、自分のためにも気を遣わなかったりすることで、維持できる関係がある。
誰かと一緒に居ながらおひとりさまでいる…というのは一見矛盾しているように見えるが、「おひとりさまが二人いる」という意識が、誰かと一緒に居るための秘訣ではないだろうかと思う。
むしろ、そうであれば良いのに、と思う。
Design&Text/つめをぬるひと
この連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。
あなたのエピソードを添えて、送ってください。