くらし情報『「やめられないもの」に突き進んで行くまぶしさ/誰に見せるでもない爪』

「やめられないもの」に突き進んで行くまぶしさ/誰に見せるでもない爪

第9回:「やめられない」は本当に悪いことか
「やめられないもの」に突き進んで行くまぶしさ/誰に見せるでもない爪
今回の読者投稿は、KPOPアイドルが好きで月1回以上の海外遠征は当たり前という方から。体力やお金の限界が分かっているのに、やめようと思ってもやめられないという。分かっていてもやめられない。

私が「分かっていてもやめられない」ことをいくつか挙げてみた。
寝る前のスマホいじり。
人が無意識に発してしまったダジャレに「ひゅ〜」とからかってしまうこと。
電車で寝た人に隣の知らない人が寄りかかられ、肩を貸さざるをえなくなった状況を観察すること。
改札の前で家の鍵を出し、家に着くなり定期を出してしまうこと。


なんだかスケールが小さい。最後のやつはやめられないというか癖に近い。
しかも、別にやめなくても人に迷惑がかからない。
むしろ誰にも迷惑がかからないからやめられないのかもしれない(ダジャレいじりは迷惑か)。

そうなると逆に今回の読者の方のように、「やめたいけどやめられない!」と強く言えることがある、ということが羨ましい。
体力やお金が本当に底をついたらやめざるをえないだろうし(本当はその前にやめるべきなんだろうけど)、まだ続けていられるうちは続けても良いような気がする。

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